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コード・ブルーその7(第7話)

すっきりしないというか、心が晴れやかになる展開では決してありませんでしたが、見応えのある回でありました。

三井先生(りょうさん)のお話しはあまりにも劇的なドラマじゃないかと思えるくらいの展開(公判中に倒れ命を救われる)でありましたが、確かにあれ(立場を危うくしてでも嘘偽りなく伝える)で心が動かなければ人じゃないと思わせるくらいの訴えるものを感じましたです。しかもそれでちゃんちゃんでなくそれでも失った命への未練断ち切りがたく「他の患者や同僚の先生方にとってはいい先生なんだろうなあ。だけど・・・」と飛び行くヘリを仰ぎ見ながらぼつんと呟くという人間の感情なんて急ブレーキも急な進路変更もできない辺りが描かれていてリアルさを感じましたです。

田所部長が三井先生に手術後声を掛けた際の励ましの言葉で、20年離島での医療をされていたと言うお話し。趣旨は逃げたことがあるというカミングアウト的な内容で結論としては「貴方にあえてよかったと思う患者さんは必ずいる。」。だからその人の為に頑張りましょう若しくはそういう人がいてくれることを心の支えにして頑張りましょうということ。励ましというか慰めの言葉というか優しい言葉でした。「人は誰かに必要とされなければ生きていけない」という言葉はどこかのドラマでも謳っていたけどまさしく真理なのでしょう。で、ちょっと脱線しますですが、20年も地方医療(診療所)をされいて今は救急医療の最前線で部長という地位におられるなんてのは組織という視点からいうとそんあことありえるのかしらんとつい思ってしまいました。

医者の心得は必ずしも人としての仏心を必要としないというものなのでしょうか。仏心を持ったがゆえに冷静な判断を欠いたということで罪の意識を抱いた訳ですが。まあえらく頭が爆ぜるくらい深い話しでありました。

藍沢(山下さん)と冴島(比嘉さん)の出来事は切ない限りでしかもしんどい話しでした。そうとしか言いようがなく他に言う事もなく。だからといってこんな時に頑張れなんて使い方はかえって絶対に失礼でしょうから梶(寺島さん)じゃないけど見て見ぬ振りするのが一番の励ましかと。なのでここはスルーということで。でも、俺に構うな俺の屍越えていけといわれたら少しは心が軽くなるものですけど言ってくれる筈もなくそんな世の中甘くはないですなやっぱり。

白石(新垣さん)のところには異様に癖のある患者さんばかりが訪れるものです。自らを傷つけてまで優しくされたい人。家族の生きていて欲しいという望みと言うより自分達の生活の為に生かされようとする人。大切な想い出を失くしたくないから脳に関する手術を受けようとしない人。DV被害と見せかけといて実は醜形恐怖症だったと言う人。などなどそれこそマニュアルに載ってない患者さんばかりです。それでもポケットがパンパンになる位のマニュアルを手放せない白石。

藤川と緋山は今回大人しめで特に印象には残らなかった感じです。訴訟起こされてる人間を救ったことによって、なんの為にという疑問を抱いた訳ですがその答え(納得する動機)は提示されてませんでしたので。

それにしても心に傷持つ方ばかりのように見受けられますです。田所部長は「偽善」にさいなまれ、黒田先生は家庭不和。三井先生は判断の甘さに。藍沢と冴島は形は違えど親族と仕事の板ばさみ。藤川と緋山は現実と力量のギャップにと。ある意味なにが愉しゅうて医療に関わっているんだろうという気がしてきます。最終回までには私でも分かるような答えを出してくれるんでしょうか。使命感とかいう大雑把なものじゃない見てるこちらにもフィードバックできるような仕事をする上での指針(心の拠り所)みたいなものを期待したいところであります。

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