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あんどーなつその6

テーマソングと言うんでしょうかモンキーマジックさんの「ただ、ありがとう」という曲が良いです。心がホッとするというか和むというか。和とは遠いんですが下町人情と連なるような穏やかな柔らかさがありますです。

今回の展開は、この人間模様は永遠に続くものではなく人生流転のなかの一過程の仮の形だといわんばかりの在り様でした。もちろん生き死にの別れは避けがたいものではありますが、今回のテーマはそれぞれの人が背負っている因果によるもの。そのターゲットは竹蔵(尾美さん)でありました。

いづれ故郷の店を継ぐために修行にやってきた竹蔵も15年という月日の経過によって浅草に根が張り人々の輪の中に溶け込んで一体化した、居て当然という住人になってしまっている。それが父親のよる年波の流れからここに来た本来の目的との葛藤になっているという様。と言う風に観てる方は満月堂中心で見てるので親方の後を継ぐのは竹蔵だとばかり思っていた訳だし。竹蔵がいつか故郷に戻るなんて考えてもいなかった居るのが当たり前の人だとばかりとも思っていたし。

妹さんとその旦那さんのどぎついキャラは一見すると悪党にも映るけど、詳しく話しを聞けば全てが間違ったことを言ってるわけではない風に見えます。おかみさんも親方も「帰る」という選択肢を提示してみたりもしているのだから。でもなんでしょうかねえ妹さんのキャラがあまりにも悪役っぽくて、それによって妹ギャフンと改心させるという展開に流れを傾けたかったのでしょうけど。そうなるとなんか陳腐な展開に話しがいってしまうような気がしました。主流は竹蔵の心意気であって妹改心じゃないでしょうにねえ

なつ(しほりん)が妹さんに会って懇願するのですけど、あれで妹が改心するとはとても思えない感じがしました。なにをなつは伝えたかったんでしょうか。妹からすれば兄を引き止めている側の人間なのだから現状を説明されたって壁をつくって聞く耳もってない訳だし。ま、どっちにしても妹を平穏をぶち壊す独りよがりな悪役キャラとして見せて(登場させて)いる設定が私にはどうも肌が合わなくて、いくらおかみさんや親方が泣かせるような良い事おっしゃられてもいいお菓子作ってそもそもを想い出させてもなんか説得力に欠けましたでございます。もう建て替えはさも決定事項で父親も了承しているという事後報告みたいな兄と妹の対決という設定を覆すには不十分だったように思えます。これが最善策と判断してそう行動してきた妹だけれど、心のどこかでこれでいいんだろうかという疑問を抱えたうえで兄の元を訪れるという始まりで、だけど言葉の掛け違いから感情的になってこじれてしまうがひとつのお菓子で共に冷静になり、兄の強い決意をお菓子から悟ってもう少し待つことにして心がほっとしたという展開の方が好みです。しかもこんがらがらせるのは余計なお世話ななつだったらもっと面白かったんですけど。

余計なお世話ついでにいうと、竹蔵が修行を終えて満月堂を離れたら満月堂のほうは誰が親方の跡つぐんでしょうか。っていうか親方には一応なつがいるみたいですけどおかみさんの跡になりそうな人全く見当たらないとこみるとこの代で満月堂終えるということなんでしょうかねえ。もっとも20年くらい先の心配事ですけんど。なんか見ていて落ち着かないのは後継者がいないからなんでしょうか。若女将が登場してきてなつと共に修行はつらいよと嘆きながらもお互い切磋琢磨して頑張るっていう構図もあると未来へも繋がるようで落ち着くんですけどねえ。

ところで相変わらずセットの光りの色味(TBSカラー)は何とかならないんでしょうか。白っぽい日の光という画は私には非現実的に映ります。好き嫌いの問題でしょうからどうにもならないんでしょうけど。なんか温もりが感じられないんですわ。

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2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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