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コード・ブルーその6(第6話)

病院での仕事にもどうやら慣れてきて、そろそろ各個人の今に至る経緯とかが語られる展開になってきました。

もっとも藤川(浅利さん)はもう描かれてましたけど、今回は藍沢(山下さん)と冴島(比嘉さん)の二人でありました。

藍沢のおばあちゃんの話しは、無償の愛情を限りなく注いでくれた人から「どなた?」といわれる切ないどころの騒ぎじゃないつらい展開から始まりました。その殆どが記憶を持たない症状でありながらその異常とも思える行動が全て愛情の継続によるものというのは泣けてくるお話しでした。泣くのは好きじゃないというか女性の方は泣いてすっきりするリフレッシュ効果があるという方もおられるらしいのですが私にはそんな効果ないので明るい未来の見えない悲しみとかは泣いてたまるかと思うタイプなのではありますが、山下さんの演技観てたら不覚にも泣きそうになりました。負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、泣きそうになったのは物語の展開にではなく山下さんの演技によるものですから。藍沢というキャラクターが冷酷無比であるがゆえにその心の壁が葛藤しながらも瓦解してくように眼が赤く充血してく様が見事だったということです。

それにしてもその光景を盗み見とはいいませんが思いもよらず目撃するって展開、最近のドラマってこういう展開多いような気がしますです。人を介して人を知るという仲間のいうことを信じるというよりも自分がこの眼で耳で捕らえたものしか信用できないみたいで人と人の関係性の気薄さを感じたりもします。

この後の展開は描かれるんでしょうけど、究極の選択が待っているのでしょう。人生の後半そのほぼ全てを自分の為に費やしてくれた人の恩に報いる手段はという。医師の道は一旦遠回りしてでも今度は自分の番だと介護して恩を返す。介護を他人に任せ医師としての階段をひとつでも多く駆け上がる。どっちを選んでも正しい行いと思えますけどどちらも心には後ろめたさは残りますよねえ。どうつけるんでしょう藍沢は心の決着を。

そしてもうひとつは冴島の過去。末っ子ということで要望や期待とかで束縛されることなく自己の裁量に委ねられ自由に育てられた。親が偉大で上の兄弟も期待通り。別に悪い話しじゃないようですけど、ご本人はそれが不満のようで。過度の期待は抑圧で押しつぶされ、本人の思うがままにのびのびと育てても期待して欲しかったなんて、それじゃ親はどうすりゃええんじゃいってことにはなりますわな。まあ少なくとも親のすねかじって生きてるごくつぶしには育っていないんだから立派に育って決して親の責任じゃないような気もするんですけどね。境遇(家庭環境)的には白石(新垣さん)とよく似ていてひがみ根性の多少混じったライバル意識というのがありそうですけど。そんな冴島も今回お手柄を藤川に譲るという心境の変化が見られました。きっかけはフジテレビじゃないけど何を以ってそういう心境に変化したのか、田舎の期待の星という自分の実力より遥かに重たいものを背負って逃げずに留まっている藤川だからこそなのでしょうか、。それとも譲った相手が誰であれ同じであったのか。純粋に力量を認めている藍沢にも多分同じだろうなとは想像されますけど白石と緋山(戸田さん)に対してはどうなんでしょうかねえ。それとも候補生を見る眼が変わったのではなく本人そのものが変わったんでしょうか。だとしたら何がきっかけで?

このドラマ若き男女の成長記の物語で、恋愛感情とかが存在しない純粋さがあるから見ていて気持ちいいですよね。男女混合でもこういう硬派な作品作れて評価も高いというのは良い事だと思います。森本(勝村さん)先生だけ軟派してますけどまあそれはご愛嬌ということで。

その他の枝葉の展開としては、緋山の担当した親子でありますが、正に「子はカスがいい」という趣がありましたです。直ぐ人のせいにする。炊事洗濯など家事全般女性のたしなみが何一つ出来ない愚娘の行く末を心配する親でありましたが、あんなんでも可愛いというのは過保護すぎないかいと育て方に疑問を感じてしまい、緋山ほど神妙な面持ちにはなれませんでした。もっとも今はこの風景が普通なのかもしれませんけど私にはちょっと・・と言う感じでした。

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