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Tomorrowその1

初回は面白かったです。実際に観る前は、もっと地方医療の現実への問題提起性の強いもので、観るのにしんどい現実に抗うドラマかと予想してたんですけど、結構素直に肩肘張らずに観れたという印象でした。この勢いだったら私でも観れそうです。

おおまかな物語の方向性としては多額の負債を抱えた地方都市の市民病院においてその再建をするためにシステムを変えんとする側と維持すべきと言う側の葛藤を描くという展開のようです。現状は医者不足ゆえに残ったものに対する負担が増し。その過酷さゆえに些細なミスも生まれ突き上げられて精神的にも肉体的にも苛まれて行く。そしてまた医者が減って行くという悪循環の真っ最中。

キャラ設定もしっかりしていて変に深読みする手間がないから楽に観れそうです。人(医者)がいないんだから人が徐々に集まる展開だったら三国志とかアニメのワンピースみたいな仲間集めの愉しみと共通するものがあって面白いのになとも思うんですが決してそうは進まないでしょうけど。

それにしても病院の再建の策って「医龍」でもやってた専門化により患者を選ぶということみたいですけど、ドラマとしてこれしか知恵はないんでしょうかねえ。奇しくも今回岸部さんも出ておられますけど、それと同じ形で遠藤(緒川さん)も悪に徹するんでしょうか。もっとも今回の岸部さんの役は守る側ということで主人公の味方でしょうけど。

竹野内さんって眠れる獅子の役ってのがなんか多いような気がしますです。やれば出来る子なんです。ただ、今ちょっと一休みしてるんですって設定が多い印象が強いです。今回もそういう役なんですけどそういう刷り込みがあるので安心して先の展開が予測できるところがありがたいです。今回の事故における病院での修羅場の間、どこでメスを握るんだろうかとハラハラして観てましたです。メスを握った時は印籠が出た瞬間みたいな爽快感がありましたです。

医者を辞めたのが8年前。田中(菅野さん)の母親が亡くなったのも8年前。冒頭に出てきた女の子と田中七海は同一人物なんでしょうか。だとしたらがんこ込み入った話しの展開に進んで行きそうですこと。あまりドロドロは好きじゃないので勘弁して欲しいとこなのでこうなって進んでは欲しくないところではありますな。

菅野さんの田中愛子という役は、菅野さんが持つ知的なイメージを取り払った(もちろん看護師さんだからアホじゃない)直情型の役みたいです。理屈より先に手が出るみたいな感じなのでしょうか。言いたいことをズバズバいうところは爽快なんですが、ただもう少し穏やかな印象を与えてくれた方が私は好みなんですけど。いつでもどこでもとても一生懸命で切羽詰った感じが毎回続くのは観ていてしんどいものですから弛緩と緊張のメリハリがあった方が普段の中に生きてる人間らしく映るんですけどねえ。一所懸命=角ばった生き様とはかぎらないでしょう。柔らかい人生だって一所懸命でいられる筈だと思ってるんで。別に思った事をズバズバ言うのではなく言いたいことも言えないおしとやかさを言ってる訳ではありません。言う時は言うにしても、感性の強弱をつけて欲しいなと。

とりあえずはシステムというか組織が云々というお話しではなくて人が動かす人情物語の要素の方が強そうな印象が強いです。なのでストーリーのうねりがどうたらと言うことよりも、役者さんを如何に愛でれるかにかかってるような気がしますです。そういう意味では竹野内さん観てて愉しいのでこの後も続けて観れそうです。最終回、中途半端にさあ明日こそいいことになるということではなくちゃんと再建して維持できる状態になるまでを最後は描いて欲しいところではありますです。

それにしてもどのドラマもそうですけど初回は豪華です。ゲストの役者さん豪華出演というのもあれば、特別な展開を用意したりと色々な工夫を感じられるのですが。このドラマはお祭りシーンを豪華にするなどして背景と臨場感を盛り上げたりしてました。ゲストさんが大勢だと派手だなあと私でも理解できるんですが、祭りをリアルに再現するというのは撮影するにしても随分大変だろうなと言う努力の成果だというのは感じるんですが、ご苦労の割りには豪華さでは多少劣る風に見えてしまうのは痛し痒しなところでしょうか。でもとにかく画的にはすごい気合入ってるなあと言うのはとにかく分かります。望景からスクーターのアップへと流れてく映像は映画みたいと思いましたです。

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2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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