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モンスター・ペアレントその6(第Ⅴ話)

なんか完全犯罪を暴く推理物のような印象を受けた回でありました。正義が逆転するってのは色々と伏線が張られていないと唐突過ぎてついていけないんですけど、そこは言い出せない校長シンパのお母さんが存在してましたし、先生の目とかも泳いだりしていたり校長のやけに強気な自信の固まりも(結局は保身でしたけど)保護者の狂気一歩手前みたいな押しの強さもあいまってよくでけてたなあと思いますです。

最初のどうみても保護者がモンスターだと思わせるような教員室でのひと悶着からドラマが始まり今回もかいと思わせておいての最後のどんでん返しは見事たばかられた感じです。ま、雑誌社へのタレコミで誰が裁判回避のためにやったか読めた時点でそこはかとなくは分かりはしましたけど。で、伝家の宝刀タレコミが見事功を奏し周囲からのプレッシャーから保護者の心が折れて、ついに長いものには巻かれろという決着でなんだかなあと思わせといての実は・・・・という事実が出てきた時。高村さんどうせすべえと思っていたら凄いタイミング(晴れの舞台)で説教食らわす高村(米倉さん)がおられました。天国から地獄へ一気に落とすなんちゅうお人だと感服いたしました。そこはさすがドラマ、劇的でした。その後特に追い詰めることもなく武士の情けとばかりに後は貴方の良心にという決着のつけ方はおよそ弁護士さんらしくはなかったのですが、それだけ教育の現場のことを分かるようになってきたっていうことなんでしょうか。この依頼を受けるかどうかの相談してたシーンで教育長さんが退出間際に何か言いかけたけど呑み込んでしまったのは一体何を伝えたかったのか私にはよく分かりませんでした。なんだったんでしょうねえ気になりました。

それに一度マスコミで白い目で見る癖が植えつけられた周囲の目というのが、校長の一身上の理由というのでは悪しき傾向が拭えずにいるに違いなく。両方痛み分けではなく痛み負けで終わってしまったともとれますです。まあこれ以前から監視カメラの設置だのプールの温度管理の徹底を要求したりだのモンスターらしき兆候をみせてはいたのだからひたすら可哀相にという不憫な情は起きませんでしたけど。

いづれにせよ今回のモンスターは私にはマスコミはやはり怖ろしい凶器の存在とだいうのと保身に走るとろくでもない結果に陥るんだという二点を感じましたです。素直に生きるのと正直に生きるのは必ずしも一致しないものだと。立身出世名誉欲に対して素直に生きるとなると事実をもねじ曲げることは正当化される言い訳になるのかしらむと。思惑通りに進んでたら晴れてカリスマの道を堂々と進めたでしょうしドラマの展開の通りに事実隠蔽がばれても蛙の面に小便な心持ちでいれさえすれば思惑通りと同じ結果になれたんですから。示談(手打ち)が済んだ以上良心があるかないかだけですものね。これが奉仕の精神の教育現場だから職を辞す決着が善ですけど、商売繁盛ノルマ達成こそ至上命題な世界だったら絶対結果オーライ、よくやったと評価され飲んで忘れてさあ次だ!ですものね。なにしろ法で裁かれて無いんですから。そういう意味では民間から来られたとはいえ心は教育者だったんですね校長は。

この回まで観てて思ったのは、本人(生徒)がどう思ってるのかとか事実はどうだったのかって聞いたほうが早くね?でも親と先生の対峙ばかりでなんでそうしないのかという謎。

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2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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