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ゴンゾウ・伝説の刑事その5(第5話)

まるで男祭りみたいなガサ入れの光景でした。ドラマとしてはドロドロにならずむしろカラッとしてていいんでしょうけど、現実もこうだとしたらちょっと切ないところです。警察組織とそういう世界が持ちつ持たれつのなあなあさが組織同士の温度として適温なのだとしたらそういう世界の餌になってるごくごく普通の人間が救いを求めて警察に駆け込んでも上手くあしらわれそうでなんだかなあです。

鬼平犯科帳を例にとるのも変な話しかもしれないですけど、長谷川平蔵の手下衆もそこから入る情報も確かに元そういう世界の人間によってもたらされるものですけど、彼らは更生した上での協力で、悪事を重ねる現役の悪党に馴れ合いを一切求めない厳しさがあるからこそ鬼と呼ばれ敬愛されていて、その様が清廉に映って観ていて愉しいのです。

猟犬が犯人を追い詰めるためには綺麗事ばかりではないと謳うのも理解は出来ますが、あまりなあなあなのはやはりなんだかなあです。まあお気楽なドラマじゃあないのは能天気な私でも分かる骨太のドラマですし画も好きな色味なので些細なことではありますけど。

とにかくそれで得た新情報は凶器として使われた拳銃について。ニューナンブはあまりにも有名ですがそれが採用される時の逸話が飛び出てくるのは新鮮でした。ホントなんですかねえ。それともドラマの作り事なんでしょうか。マニアではないので分かりませんがちょっと聞き入ってしまいました。

聞き取りのおじいちゃんいい味出てました。なんか意味もなく好きなシーンです。なんでゴンゾウの声は聞き取れなくておばあちゃん子だった日比野(高橋さん)の声は聞こえたんでしょうか謎です。

初回は事件発生。第2回は被害者(狙われたのは)はどっち?第3回は目撃者はいるか?第4回は被害者はどういう人物?という目に見えない成果ばかりで事件解決の糸口を殆ど見せてくれなかったのですがこの回で動きだしたようです。もちろんはずれもきっちり描くことで地道な捜査というものに説得力を増す訳ですから今までの回にブーたれるつもりはありませんです。

で、結局銃の売人逃がしちゃってあれまという展開でありますがさすがに人命尊重ですからあの行動を問責されることはないのでしょうけどクッションよく間に合ったものです。それとは別口で鶴(ユイカ)が違う方向から糸口を見つけたみたいで随分と今までの回と比較すると進展がありましたです。

事件とは違う点でいうとゴンゾウ(内野さん)の心の病の一端が見え隠れいてましたですな。飛び降り自殺とかで。なんでとかいう動機はなにも語られておりませんがおそらくこれが晴れた時が真のドラマのエンディングなんでしょうか。発作に襲われた時の様は舞台見てるみたいで迫力ありましたです。

ゴンゾウの心の病というキーワードがあるとはいえ、えらい本格的な刑事ドラマのような気がするドラマです。初回から観てると変身ショーを眺めてるような感じにすらなるゴンゾウの変貌ぶりです。個々の人間の苦悩とかもきちっと描かれていて見応えありますです。個人的にはゴンゾウで重厚感味わってその後の正義の味方でお気楽に愉しめてとディナーとデザートがついた豪華な水曜日という感じでバランスいいです。今まで水曜日はドラマひと休みの日だったんですけどね。

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