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モンスター・ペアレントその4(第Ⅲ話)

面白いんですけどねカラっとしててじとじとしてなくて。でもなんというか問題提起(モンスター)が優れているだけに、その解決策がすっきりくっきりといかずとてもリアルな玉虫色に感じられてなんだかなあとストレスが溜まる印象です。

毎回出てくるモンスターが迫力満点なだけにそれを退治するとこを観たいのに対峙してる様だけ提示されましてもという勢いです。結局毎回モンスターさんは替わって次から次へと押し寄せてくる訳ですが、詰まる所モンスターにまで進化した者有利としか読めませんです。反面教師でああはなるまいという想いに訴えかける手法なのかもしれませんし、主人公の弁護士さんの成長記として物語が進んでいっていて今はまだその途中ゆえ明確な解決策に至らないという筋書きなのかもしれませんが。

少なくともキーワードの「目線を下げてみては如何ですか」によって給食停止を思い止まったのは新たなる一歩と言うことなのでしょうけど、ドラマというショーと言う側面からすればお気楽な視聴者からすれば連戦連敗中じゃんとしか映りませんです。達観でも捨て鉢とかいうことではなく所詮世の中ごねたもの勝ちという実際の現実社会を改めてテレビドラマで観て愉しいのか疑問がありますです。その先に行き着いてもらわないと喝采あげようがない感じです。

今回のモンスター。唯我独尊の信念に基づいた非協力な怪物。真に困窮して逃げ惑う怯えた小動物。ごねれば勝ちという社会の真理を悟っている鋭い賢者。それらが結果として給食費未払い者としてひとくくりで扱わなければならない制度というものに綻びが生じているのでしょうか。その中で小動物には解決策を提示したものの残りの二つは明確ではなかったような印象がありましたです。特に怪物については紹介だけで以降解決案すら提示されてませんでした。賢者については散々衝突されてましたけど結局憤慨して退席してまででその後払うようになったのかどうかなにも語られないままでした。親の心子知らずで育ってくれるなら白鳥の足のように親と学校が水面下でひたすらもがいてもいいのでしょうが、子は親の背中見て育つのなら子供に迷惑を掛けられないなんて言ってたって結局大きくなればその子も賢者として育つんじゃないかと思いますです。

やっぱ怪物がそういうのなら怪物の言うとおり一人だけ弁当食わせりゃいい話しでそれで子供が疎外感を得たとしても親がカバーすべき問題で勝手にやらせればいいじゃんって素人には思えます。特に解決策を明確に観たかったのは賢者への対応。あそこまで見事に人の揚げ足取るのに長けておらるるのをどうやってギャフンと言わせるのかホントに観たかったです。こういう輩ホントに多いですから。その処方箋を観たかったです。でも観れなかったのは残念でした。

内容に関してはかくもなんだかなあですけど、今回はひらっちが良かったです。いつも書きますけどこういう感じの役やらせるととても安心して観てられます。こういう若くてダサいけど誠実という男の子やらせたら厭味がありません。強気一辺倒の主人公とのバランスもいい感じです。今回はおいしいとこもきっちり決めセリフ決めてどっちが主役?ってな勢いですらありました。

主人公高村(米倉さん)みたいな超強気な人って職場に一人いると大分迷惑なんですけどいると便利(助かる)なんですよね現実な話しで云うと。絶対傷を舐めあう仲良しなあなあグループみたいな組織にはなりませんもの。今まで具体的な鉄槌食らわしてなくて「お役に立てなくてすいません。」という言葉は真実ですけど、組織としての目線だけでいけばこの人が入ることによって間違いなく緊張が起こる刺激物であることは間違いないのですから。こういう貴重な存在って浮きがちになりやすいんですけど望月(ひらっち)がそれを繋ぎとめていて貴重かつ重要に思えます。以前トークバラエティで吉田拓郎さんが「すんげえバンドって必ずなんでこんな奴いるんだってのが一人はいるよな。」とのたまっておられたのを思い出しましたが、組織の潤滑においては能力だけでは推し量れないものが必要なんだろうなと改めて思いましたです。高村にしても望月にしても。

モンスター役豪華かつ迫力毎回ありますです。東さんとメグミさんの夫婦も存在感ありましたです。これで暴力的匂い漂わせたりなんかしたらただのチンピラさんですが善良かどうかは知りませんが一般ピーポとして見えてました。ただの甘え(社会に)てる大人になれてない大人感がよく出てて観てて確かにむかつきましたです。

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2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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