« *だわあ | トップページ | 正義の味方第3話 »

ゴンゾウ・伝説の刑事その4(第4話)

こういうの本格的な刑事ドラマっていうんでしょうね。非常に骨太な印象を受けますです。

被害者をも暴くかの如き徹底した事実確認の炙り出しの光景は、加害者や加害者の親族はもちろん被害者の側まで根掘り葉掘り暴き立てる訳で、得する奴なんて誰も存在せず事件なんて本当の野次馬以外は一生ものの出来事だということが伝わってきます。ご両親役の秋野太作さんと浅利香津代さんの被害者振りが印象に残りました。こういう光景見せつけられると、まかり間違っても犯罪に関わる面倒くさいことはしたくないと思いますです。

猟犬という表現が適切かと映る因果な商売です刑事さんという職業は。鶴(ユイカ)がぼそっと呟いた「刑事は人を救うことができる職業なのかなあ。」という問いかけはこのドラマの核となるものなのでしょうか。答えはまだ見えてません。

とりあえずドラマでは「天使」と称され穢れなき存在だった被害者を貶めるかの行為を猟犬が嗅ぎ回るも「天使」はやはり「天使」だったという今回の展開でしたが、羽振りのよさそうな衣服や装飾品の購入費の出所は説明なされていませんでしたのでまだ曖昧な部分は残されています。したがって考えられるのは娼婦の一人ではなく旦那の一人だったやはり「堕天使」・柿沼(遠藤さん)が羽振りの良かった頃に買い与えてくれたものを後生大事にしていた。男性関係からではなくもなみ(前田さん)自らがなんらかの事を成してそれなりの金額を得ていた。など考えられますが4回になっても犯人ともなみの関係性・姿・形が見えてきてません。いくらなんでも今はやりの「誰でもよかった」無差別殺人なんてオチではないでしょうにねえ。

ひとつの事件をここまで細部まで描くドラマなんて珍しいです。感情の赴くままの判断で両親に接したり柿沼を殺傷した無抵抗に投降しようとしている加害者をぶん殴ったりとドラマならではの行動とかはありますけど。柿沼の妹さんの疲れきった表情や精神状態とか佐久間(筒井さん)がいってた刑事は皆なにかしら傷持つものばかり、それでもみんな必死で逃げずにやっているそれなのに一人だけのうのうとしてるのは許せないという発言とか。生身の人間がぶつかり合ってる体温を感じるドラマです。

最後佐久間が家に戻って見目麗しき奥様が出迎えるかと思いきや介護を要する老いた母親が出現して「薄情息子」と罵倒されるのはなんだかなあという思いはありますが、デカ長の身の処し方とかがんこ心が揺さぶられましたし皆それぞれが背負うものをみせつけられたりと単なる推理刑事物語ではない重量感が回を増すごとに重くなってくる様でもあります。野郎が観て愉しいと思える作風ですので視聴率は女性がキャスティングボードを握ってる現状からすれば高くなることはないでしょうけどこのまま突っ走ってくれるとありがたいドラマです。

|
|

« *だわあ | トップページ | 正義の味方第3話 »

2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« *だわあ | トップページ | 正義の味方第3話 »