« *いまじぶん | トップページ | ハッピーフライトのHP »

コード・ブルーその3(第3話)

とても安心して観てられます。もちろん救命救急の現場ですので展開通りドキドキハラハラなスピード感(時間の)と緊張感と生か死かというスリリング感を味わう訳ですけど。殆ど彼ら4人目線で観てる感覚だからそう思える訳で、それだけ大人衆の巨人振りが見えてるということであり、この先どうなると言う予想よりも今どうするんだと言う気に観てるだけなのにそう思えてしまうくらいの切迫感を感じますです。

宿直の不安なんか特にそうですよね。職種は全く違いますけど私も宿直のある仕事をしてたことがあって、初めての時の不安感が甦ってきましたです。最悪というかもしこうなったらどうしようとかいうシュミレーションばかりして神経が細くなった記憶が甦りました。ああいう時に良い方に思考が行く人なんているんですかねえ。白石(新垣さん)以外の3人の前向きな思考に感嘆いたしましたです。怖いもの知らず(冷静?冷酷?)の藍沢(山下さん)、なにも考えてない風の藤川(浅利さん)、弱気をはねのける強気の緋山(戸田さん)、それに不安を膨らます白石と、見事なまでの被らないキャラクターです。これだけ違うからひとつの出来事に対してもそれぞれ違うアプローチの物語が紡げるのですから一粒で4度美味しいという奴ですかねえ。

今回も色んな患者さんをそれぞれが受け持つという展開に、一致団結してオペを敢行する様が追加された様相を呈していたのですが。それにしても物言う患者さんばかりです。今までのドラマだと瀕死の状態で患者が語るなんてのはひと段落ついてからってのをよく観ていた印象が強いのですがこのドラマの患者さんは運び込まれて直ぐでも雄弁な方が多いように感じられます。よく分かりませんがこれがリアルというものなのでしょうか。

緋山(戸田さん)と弁護士さんの丁々発止は面白かったです。緋山の言う事全て予想をひっくり返してくれて、爽快かなと思ったら弁護士さんもさすが海千山千ああいえばこういう切り替えしが見事で、久し振りに女性同士の火花散る光景を観させて貰ったという感じです。最後手打ちを求めるもすかされる辺り(実際は仕事のファイルを渡せ治療に専念せよという行動)は粋だなと思ってしまいました。あれで仲良くなってお互いを尊重するようになっためでたしめでたしなんて展開じゃドラマならではの薄っぺらなええ話しになりかねなかったですから。闘う人間同士まあ一応認めてやるかという一時休戦的なとこが粋だなと感じました。それにしても緋山と言う人は高ビーです。それが高慢で厭味に映らないとこが美味しいとこです。こういうタイプの人が「あんたそれでも男なの」みたいなセリフのたまわれそうなイメージがありますです。言えば言い返されるし黙っていれば「なんかいったらどうなの」くらいも言われそうですけどこういう人に太刀打ちできるのは不言実行タイプの人くらいなでしょうね。

藍沢(山下さん)のお相手はトラブル関係の患者さんが多いように映ります。前回はご家族に突っつかれて頭下げてたし。力量云々の苦戦より精神消耗戦の場にいるみたいな勢いです。今回は看護師冴島(比嘉さん)の啖呵の助け舟が合ってなんか爽快でしたけどそれだけ認められるようになったってことなんでしょうね。絶対逃げないリスクを恐れないというサイボーグみたいなすんごい人です。そういう人が崩れてくとしたら余計なことで忙殺されて嫌気が差す精神消耗なのでしょうか。余分なとこから痛いとこを毎回じくじく責められてるようですこの展開は。

白石(新垣さん)には訳ありと言うか悩みを抱えた患者さんが多い感じがしますです。

言葉は悪いですが女子供に好かれる藤川(浅利さん)には一風変わった患者さんが来るようです。類は友を呼ぶと言う奴でしょうか。ブラジャーを精神安定のお守りにしてる野郎から我が身傷つけることさえ厭わないストーカーに浣腸大好きないたずらっ子共と。それでも彼らを否定することなく患者さんと同じ目線かと思えるくらい低い視点で患者さんと接する姿が画になる感じです。救命にいるようなタイプの方には思えないのがミソなんでしょうか。

そんな彼らが容態急変の患者さんを救う際のチームワークのよさを見せつけてくれたのですが見応えありましたです。その後の黒田(柳葉さん)の登場はまさに頼れる人登場でそれまでの余裕の無い切迫した緊迫感が一気にほどけてなんかほっとしましたです。そして長丁場を無事終え祭りの後の虚脱感みたいな空気が治療室に流れる辺りは画になってました。

次の日のひどい顔という表現については、戸田さんは髪くしゃくしゃにして説得力ありましたが新垣さんはあまりひどい顔には映って見えませんでした。ストレートヘアーで徹夜を表現するのは難しいことなのでしょうが看護師さんが驚くほどではないような気がしたのは私だけなんでしょうか。

最後患者さんを名前で呼ぶように変化があった動機が白石の言葉「症例で呼ぶな名前があるぞ。」によって改心したとはいまいち説得力があった風には思えなくて、見直してみたんですけど考える引き金を引いたことは間違いなさそうですけど改心した具体的な動機は私の知能ではどこだか掴めませんでした。

唯一気になったのはオペの決意を固めてイソジン液振りまいて赤く染まったのにその次のシーンでは普通の肌の色に戻っていた。些細なことなんですけど、もしも撮影時間が追いまくられていて突き詰めた映像にならないのだとしたらいい作品だけにもったいない気がしましたです。

屋上の黒田と藍沢の会話も渋かったです。そして最後藍沢と一緒に廊下移動してたのは手術を承諾した白石が担当してたおばあちゃんなんでしょうかねえ。よく分かりませんでしたがそう考えた方が辻褄が合いそうなので勝手にそう思うことにしました。

|
|

« *いまじぶん | トップページ | ハッピーフライトのHP »

2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« *いまじぶん | トップページ | ハッピーフライトのHP »