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あんどーなつその2

しほりんの最大の役者さんとしての武器は土着性のある存在感にあると私はみています。地域性を表わす武器である方言や言い回しの妙は老練な感すら憶えますです。風林火山での山梨の言葉は似たような言葉を発す遠州人の私でもなんら違和感を感じませんでしたし、SGにおいても誰よりも日常的な言葉を放っておられました。ちりとてについては途中で挫折しましたので強いことは言えませんがその力量(福井の言葉)は如何なく発揮されたものと推察されます。いまのところ甲州・駿河遠州地区の言語を使って芝居された役者さんの中ではもっとも上手いんじゃないかとも思っています。

そして今回のあんどーなつ。浅草地元っ子ではなさそうですがしゃべくる言葉はほぼ標準語。武器をひとつ隠してのお芝居ということではてさて如何相成りますやら。

よくよく考えてみれば、ここって助さんも聞きなさい角さんも聞きなさいとか言うお化け番組の時間枠じゃないですか。当然生活リズムが慢性化してる人にとっては番組が違えども無意識にテレビのチャンネルを合わせる場所だったんですねえそういえば。私のようなあっしには関わりのねえこってと言う種族とは明らかに異なる人達が観るドラマなんでしょうね作りとしては。当然王道を往く正攻法の作りなんでしょうかね。

今回のテーマはのれんを守るとはどういうことか。時代のせいにしてはならない。職人の技術のせいにしてはならない。新作を作ることは時代と共に歩むため。職人が菓子をつくるのではなくのれんが職人につくらせるもの。禁じ手を破ることの意味。老舗の伝統には謂れがあってそれを打ち破るには「仕方が無い」という作り手の都合による理由は許されないことであると言うこと。許されることができるのはお客さんのおいしいを聞くためにならということ。

キーワードは頑固、仲をとりもつはタイミングではなく人。なつの実家は福井。今回のなつのレベルアップポイントは「のれん」の意味を知ったこと。

私としては風吹ジュンさんがいい味だしてられて印象に残りました。路地でのかみさん連中の世間話しの時の表情、最後のほおずき食べる時。

親方(國村さん)の下町暮らしの風情も画になってましたが、なんで髪茶髪系なのか気になりましたです。地毛ということなんでしょうか。それとも故あって染められてるのか。下町に住む頑固一徹な職人らしからぬ風に感じられていと不思議。

しほりんは恋人と接する時とお店での気の張り具合に違いのアクセントをつけていてさりげなく上手いなあと思いますです。在所が福井と言うことはいつか福井弁を駆使する回が訪れるのでしょうか。福井の人は期待してるでしょうね多分。

それにしてもお後が宜しいようでとばかりにエンディングのナレーションが洒脱で江戸の粋を感じますです。縁結びはなにも男女に限ったことではないというのは上手い!とマジで唸ってしまいましたです。

私のような奇道を快とするタイプにとっては王道を勉強する勢いで見るしかないのですが役者力が充実してますからなんとかついていけそうな雰囲気はありそうです。

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2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

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