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太陽と海の教室第2回

なんか惹きつけられるドラマです。さすがに高校の学園生活という状況は青臭いんで見てられないとこも節々ありますけど観てて愉しいです。

この回は愛情の屈折した灯里(吉高さん)と自らの感情を押し殺して見守るしかできずにいた八朗(濱田さん)のお話し。後押しする櫻井(織田さん)の説法が気になりましたです。「本気で好きになるってのは馬鹿になることだよ。」。それって大人に言われる話しなのかと。普通そんなのいつまでもガキじゃないんだから社会の中で生きるために押し留めて大人になれって逆の説教される筈なのにねと。そんな逆のことあえて言われなきゃならない彼らは無理して大人(社会)の都合に合わせてる状態ってことなのでしょうか。

ある意味まだ自分はなんにでもなれると思い込める時期であって、しかしの現実とのギャップが納得できなくてそれを埋めるために訳のわからん自分を変身させるアイテムの通販に興味を示すような頭の中と現実との距離が物凄く広がってる時期じゃないですか。おそらく人間なんてそうは昔と変わるもんじゃないでしょうからドラマの中に出てくる彼らは相当頭の中を押さえつけて現実を優先させていてストレスがさぞかし溜まってるんだろうなと想像されます。

皆賢くなりすぎたんでしょうかねえ。物事には段階というものがあってそれを一段づつ確実に登っていかないとどこかなんでもないところで挫折したりしてしまう脆さが出るんでしょうか。大人の言いなり(現実の都合)になって子供としての時期にすべきことをせずに大人の階段昇っちゃ駄目だよと櫻井は言いたいんでしょうか。自然回帰ってことなんでしょうかねえ。まあ確かに最近の犯罪のニュース見てるとガキじゃあるまいしって話しが多くて明らかに経験値が少ないと思える事柄が多いのは確かですけど。

そういう若気の至りの失敗を見守る大人がいなくなったからしょうがないと言う被害者達なのですけどはたしてそれを一手に引き受けることが出来るんでしょうかねえ櫻井さんは。少なくとも校長はそう期待してるみたいですけど。

理事長(小日向さん)の行動とかはドラマっぽくて、櫻井(織田さん)の破天荒な行動・思考もぶっ飛んでいてドラマっぽいんですけどそれなりに観たことあるような設定で斬新さがあるという感じではないのですがこれに生徒たちのそれぞれの動きや心のブレが重なることによってはじめて観るような群像劇でニュータイプ性を感じさせる不思議さがあるドラマみたいな感じになります。それに胸に手をあてると櫻井なにかに変身するみたいだし。やはり役者陣が豪華だと見応えがありますな。誰をいじっても話しになるし、いじらずに自由に泳いでいてもそれはそれで伏線っぽく見えて深みが増すし。

きちんとしたホテルで煙出したり廊下で大声だしてりゃ普通注意が飛んでくるでしょうにとかいう至極当然なツッコミはありますが、こんなシンプルな櫻井の挑発にいとも簡単に乗る生徒たちってよっぽど待望していたんでしょうかねえこういう大人を。彼らの破顔一笑の姿を見るとなんか逆に切なくなって参りますです。

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