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ゴンゾウ・伝説の刑事その2(第2話)

よくよく考えてみれば、エアコン壊れた騒動といい雨の中刑事が撃たれる展開といいいつぞやのドラマで観たことあるよな印象を受けますです。

エアコンはその1でも書きましたけど、刑事が撃たれるってのは「踊る・・・」の真下刑事のシーンを彷彿とさせました。強引に解釈すれば署内で犯人が騒動起こすのだって「踊る・・・」でゲストの小泉さんが一騒動起こされてたなあとも言えるし。

てなことを想いがつら第2話に突入したのでありますが、意に反してとても骨太なドラマなんだというのを知った勢いでした。単純に事件が、ほい一件落着それ次だという量産型の事件簿かと踏んでいたのですがあにはからんやひとつの事件を取り巻くそれぞれの人物の葛藤に満ち溢れていて、重厚な様相を呈して参りましたです。

とてもコメディの要素なぞなく、シビアな生き様が蠢く人間ドラマでおました。

それにしても局によって刑事物って雰囲気と言うか装いが異なるものです。野郎の集団を塊として描くのがテレビ朝日の特徴なんでしょうか。えらく男っぽさを感じさせますです。個を描くことに長けているフジテレビを普段ホームグラウンドとしている私には新鮮な感じがそこかしこに漂ってますです。こんな男の世界で頑張ろうとしている鶴(ユイカ)の心労はいかばかりかと推察してしまいますです。

キャスティングも見事と言うほか無いような、らしい人ばかりで地に足着いてる存在感がありますです。唯一良く理解できてないのが佐久間(筒井さん)と黒木(内野さん)の関係性です。どっちが年上というか先輩なのかはたまた同期なのか。見た目は黒木の方が上に見えるんですけど、にしちゃあタメ口きいてるし。キャリアとノンキャリアの悲哀とかなんでしょうかねえ。

事件の解明についてはただいま迷走中ということで、おそらくは犯人はこの中の誰だなんていう推理を愉しむものではなく刑事達の猟犬としての葛藤の生き様を愛でるものなのでしょうか。まあゴンゾウがまだ未始動ということで先に進まないという展開なだけかもしれませんですが。この事件で全話引っ張るのかどうかは来週観てみないとなんともいえない感じです。

日比野(高橋さん)は今回可哀想でしたねえ。せっかく更生しようとしている奴を勇み足でチャラにしてしまうような行動を取ってしまった上にデカ長に傷を負わせる結果になってしまって。遠州弁でいうところの「いずようない」状態でそりゃ爪噛む癖も直らないよなあと思いましたです。

デカ長は事ある毎に孫の携帯の写真みて、里心がついたようでなにか気力が失せてるようにも映るし。松尾先生(大塚さん)はあろうことか入院中の鶴にカミングアウトしてるし。色々と心情劇魅せてくれてます。

鶴(ユイカ)の救急車の中でのうなされて発した無意識の言葉で、組織の面子が闊歩する(警官を狙って一般人が巻き添えで死んだら面子がたたない)様を露呈させたりして組織の中に自分もいたらそう思うだろうなと変に納得したりなんかして。

兄貴の正論も追い詰める要因でしかも嫉妬心からくる感情で無意識に罪の意識に捉われての救急車内でのつぶやきというのも捜査を惑わす脚本のテクニックの理由ではなく、なるほどなあという納得できるものがありました。

日比野が追った犯人が本星であったならごくありふれた刑事ドラマでしょうけど、鶴の言葉といい一筋縄ではいかない展開なのだと思いました。こりゃホントに褌締めて懸からないと置いてきぼりを喰らいそうですわ。1話のおちゃらけと2話のようなシリアスが交互に展開されていけばこれは面白いと思える予感がしますです。死んだ振りしてたからこそコメディ要素があったけどゴンゾウが復活しておちゃらけ要素が失せて重厚オンリイだとん~どうでしょうか。微妙な重さです。笑顔も欲しいとこではありますな。ルパンみたいに飄々として凄いことやるのが一番好みなんですけどねゴンゾウ様。

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