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ルーキーズ第11話

もし原作が存在してなくていきなりこのキャラクターがテレビの中で飛び跳ねていたら、間違いなく現実から離れすぎていて引いただろうなと思います。

原作で道を作っていてくれたからこそ実際の人間が飛び跳ねても違和感なく熱さを堪能できたし原作に近づこうという努力が作り手にもあったなればこそ楽しめたのではありますが、先が読めるというか知ってる通りに進む多少醒めた部分もあり、マンガとの比較をついついしてしまう悪い癖に火が点いたりして、原作のある作品の中でもいつも以上に一長一短あって、どう愉しめたと表記すべきなのか難しい作品でした。結論からいうと「え?もう終わりかよ」って感じです。

不幸なことに途中何度も中断期間があって燃える勢いが持続せず多少冷静な目で見てた節もあるのと、原作の川藤という人物がやはりお気に入りで、その川藤のキャラクターは普段はすっとぼけた可愛げのある人物で肝心のいざという時ここぞ言う時にはまるで変身するかのようにキリっとしてきっちり決めるという二面性が好きなんです私。ドラマでは熱血一本槍で幾分キャラに馴染めないうちにエンディングに突入してしまったのが残念な部分でありますです。これはこれで否定するつもりがなかったので馴染める余裕が欲しかったところです。そういう意味では大分はしょった部分とかの処理が私の感性に合わなかったです。

でも、愚痴はともかくとして最終回は、いなくなってはじめてその存在の重さを知るという展開、やせ我慢の美学とそれに応える心意気。精神が肉体を凌駕する目的遂行の為の根性。野球を通して感動を周りに与えるという本道的な展開でした。選手達だけでなく試合の行方に一喜一憂する周囲の様の描き方は好みでした。

それで今度続きが映画化されるとのこと。役者さんの面子がこれだけ揃ってるのだからあって当然というお話しではありますが、ドラマのしょっぱなの部分を映画にしたほうが良かったんじゃないかと思わないでもないところです。喫煙ばかばかだし迷走で喧嘩だらけの荒廃した風情だし、決してテレビ向けの状況ではなく、どうしても手加減せざるを得なかった部分も多かったんじゃないのかなと想う訳ですよ。でもこれが映画なら多少はそう言う制約とっぱらえるのでもっと自由闊達に描けたんじゃないのかと。したがって映画→テレビ→再び映画って流れの方がよりスムーズだったんじゃないのかなと勘繰ったりもしますです。

役者さんについては文句ないのですけど、音楽と試合の緊迫感が一致してなくて情感を描く方に傾きすぎてた印象がありますです。選手の荒い息づかいに臨場感が得られなかったのは遠大なクラシックぽい音楽でかき消されたのかもしれないと思いました。それと全体通して、耳をそばだてる立ち聞きシーンががんこ多いような印象があります。面と向かって言えないことでしょうけど結果としてみんなに伝わっていることで話しが進んでいるのなら作為的に聞かせようとしてわざと気づいてない振りして聞こえるように物を言うというのはいやらしくていいとは思いませんが、偶然聞いてしまったパターンばかりでなんか他の伝達方法がないものか検討していただければ嬉しいんですけど。

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