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おせん(第七話)

大泉洋さんが出とらしたしょっぱな辺りで「珍品堂」を「返品堂」とボケて渡辺いっけいさんに突っ込まれてたのはアドリブの応酬かそれとも台本どおりの展開なのかが未だに気になる私です。

第七回は、どちらかというとおせんさんがバックアップっぽい感じがしたように思えた回でありました。馴染みかどうかはさておき、板さんが休んでてんてこ舞いのお店を見て見ぬ振りするのもどうかということで手伝ったはいいが「壱升庵」の名が出たことによって意地が立たずとばかりに見栄に火がついて結果自分の尻に火がついたというお話し。

立場が違えば見る眼も違う。

留吉目線。職場における鬱憤があったとはいえ、酔っ払いの「なんだあ」という挑発に若気のいたりでプライドに火がついてならば喰わせて見せやしょうとばかりに腕振るい「どうだ見たか」といわんばかりの勝ち誇り。困ってる人を助けて何が悪いという感覚は理解できますな。料理は食べる人への想いが籠められなくてはならないということを悟ったということで一段上がったかと思いきやオチで直ぐ元に戻ってしまって雨降って地固まるとまではいかなかった様ですが。

清さん目線。腕もないのに壱升庵の看板出して名を貶めるな。ま、当然ですわな。反論の余地ない正論です。ところで清さんのいうけじめとはどういうものだったのでしょうか。腕をあげろということなんでしょうか。いくらなんでもただ単に巨人のユニフォーム着た奴が六大学野球に出るなみたいな出るならユニフォーム脱いでからにしろと言う訳でもなかろうにと。最後許すとこはおせんさんに持ってかれちゃったみたいな格好でしたんでその真意がなんだったのかわかりませんでした。留吉がけじめとして辞めると言い放ったことを聞き「辞めたあ?」と意外に感じてたようですので辞すことがけじめではなさそうでしたけど。謎です。

おせんさん目線。来る者拒まず去るもの追わず。よっちゃんさんの時と同様な態度を取る有言実行のお方でした。珍品堂さんのご注進を承った際清さんが聞いていなければどうしたんでしょう。もみ消しというか不問に臥したのかそれともあとでこっそりなにか告げるのか。いづれにせよ意思は尊重しときながら呼び戻しに行った訳だから、私なんぞは最初っから引きとめりゃ話しややしくならんだろうにと思ったりもするのですが、人間関係も料理と同じで手間かけることを苦にされないようではあります。とろろが看板料理となったのも発案者の板長さんの形見みたいなものであり、今度の未来の看板料理も去り行く留吉の置いてき物なのかとも瞬間思いましたがさすがにそれは冷たかろうてという展開にはなりませんでした。それにしても今回のおせんさんはしゃきしゃきしてました。お化けさんが出るかもとひゃあひゃあ大声立てるとこは役者さんだなあとつくづく思いましたし、留さんを最後許すよう清さんに訴えかける辺りはきびきびされてまして、いつものふにゃ感が影をひそめられてる印象でやんした、へい。

よっちゃんさん目線。抜け駆け出し抜けお手の物要はのし上がった者の勝ちという思想かと思いきや、案外と正々堂々を美徳とする男のようです。しかしホント留さんのいない調理場はえらくくそ忙しそうでした。よっちゃんさんが押しかけてくる前もこうだったんでしょうかねえ。ふと気になりましたです。

結局何がいけない事なのかいまいち曖昧に思えましたです。看板の重みと腕もないのに名をひけらかすなという戒めと、料理人としての心がけを取り違えていることへの反省を促すとかいうのが渾然一体になってるのでしょうけど奥が深すぎて私の知能では具体的に今後何に注意すべきかというのがわかりませんでしたです。ま、小料理屋手伝った時に酔っ払いを適当にあしらっておけば済んだ話なんでしょうけど。この事件をきっかけに成長したかに思えた包丁の技術も元の木阿弥で大笑いという顛末からは結局なんだったんだという気持ちになりますです。

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