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おせん(第四話)

段々とエンジンが掛かってきたように面白く思えてきました。観る側にとってもそれなりに一升庵に流れる時間のペースに順応することが必要なのでしょうか。

それにしても蒼井さん和服が似合うでやんす。役者さんとして和服が着れる(画になる)ってのは凄い財産ですよね。歳をさば読めるのといつの時代にも対応出来ればどんな役でもこなせれる訳ですから。明治初期以前は全て和服ですから、現代劇しか出来ないハンデは「蒼井優」には存在しないということでげすな。まあ、蒼井さんが歳さば読んでる作品観たことないんで大分まだ根拠の薄い予想的な発言ですけど。

で、ドラマの話しに戻りますけど、今回は現代の潮流が一升庵にも訪れた。さて一升庵の選択は如何に。という展開でしたけど。一升庵のことを本当に分かっているのはおせんさんと板長、後は仲居頭さんくらいで後は二番板からして現代の欲に惑わされてたくらいですから大丈夫なんすかねえと先行き心配してしました。一升庵の料理は芸術という域にまで高められているということなんでしょうが、崩壊の素は外だけとは限らないとても脆い世界なのかなとも思えてきますです。

禅問答ならぬ料理問答。打てば響く感じで大泉さんの役は非常に知的な役でした。やり手の割には引き際も天晴れでこんな奴いるのかなと思えるくらいの出来た人でした。「水曜どうでしょう」ではまった私としては最初役者さんとして東京進出された頃はそのイメージがあってなんか笑いを求めてしまっていたのですが、もうきっちし違和感なくやり手ビジネスマンに見えましたです。あと旨そうに食ってられましたねえ。そういうとこも説得力が増すところに思えましたです。

基本いい人ばかりが登場するこのドラマ。確かに高み故に脆く儚い世界でしょうから悪意を持った外的がやってきたらひとたまりもないのかもしれません。それを予感させるような終わり方でやんした。現実的に考えればこの料理決してお安い物ではないはずでそれなりのお方が贔屓筋でついてる筈でえしょうから、もし最悪なことになりそうだったらその味を惜しむ力のある贔屓筋が一肌脱いだりするんでしょうけど、このドラマではそういう野暮は見せないで真っ向勝負でいくんでしょうかねえ。

もしもの話しですけんど、おせんさんが風邪(?)引いてなかったらどう言う展開になってたんでしょうかね。いきなりこの話しはなかったことにということで板前たちに知られることなく終いだったんでしょうか。しかしそんなことじゃ引き下がるような玉じゃないでしょうから最終的にはやっぱり料理問答に展開がいってたんでしょうか。それにおせんさんのいない一升庵の料理との比較と言う意味でも必要な展開だったんでしょうかねえ。まあしょっぱなのすき焼き奉行の話しから最後の高層ビルを見上げる余韻残しの終わりまで全て繋がった無駄の無い展開でこういう余計なツッコミ差し挟む余地なく面白かったです。

ところで、「わちき・あちき・わっち・あっち」ってどういう風に違うんでしょうかねえ。「あっし」はあっても「わっし」はないとしたらそれぞれ違う筈で。今度暇があったら江戸ことばのサイト検索してみようかしらん。

波乱万丈でも殺人が起こるわけでもないはんなりしたドラマはまったりと出来て貴重です。江戸なのにはんなりは変かもしれないのですがそう思えるんだからしょうがない。

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