« *ったった | トップページ | *いたった? »

おせん(第六話)

私は「蒼井優」ウォッチャーではねえでげす。ねえでげすがこのドラマ「蒼井優」観てるだけで成立してしまう勢いのドラマでやんす。なんで?と問われてもあれなんですが観ててそう思えるんだからしょうがないことですわいな。ホントか嘘かはご自身の眼で観てごろうじろ。特にこの六話でのおせんさんは魅入ってしまいましたです。原作本プレゼントされてるようですけんど、全然違う気がするので原作を好きな人には違和感があるのかもしれません。けど私はよければどうでもいいというか絵として成立してれば別に原作と心中しなくてもと言う方なので苦にならないのでありんす。むしろこの回は江戸っ子風味のきっぷの良さよりもはんなりしたおせんの方がらしい展開のように思えましたです。

で、今回はそれに加えてストーリーも面白く展開も意外でより愉しかったでたんす。今一度反芻するに、

おせんさんのもとににお見合いババアがやって来る。仲人として記念すべきキリ善い回数をおせんさんで正に成就せんとすべく見合いをば勧める。おせんさん自分の見合い話しとは気づかず(お見合い場所を壱升庵でという依頼と勘違いする)きっぷ良くまかしょとばかりに承諾す。後で自分のことだと知らされ困惑するも女将としてだけでない普通の自分も楽しむべきだというアドバイスを受け見合いを受けんとす。出会いしおのこは「はっきりいいましょう」好青年で壱升庵からおせんを奪いさるものではなく尊敬の念を持ちしなんの申し分もない人物。おせんにとりても周りから見ても文句のつけようもなく話しは順調に進む。「はっきりいいましょう」おせんもまんざらでもなくこの話し成就するかと思いきや、おせんの壱升庵での女将として完璧なお迎えの心に見事に一本取られたとばかりに「我未だ未熟者なり。貴方に相応しい男になりて戻りしや。」と言い放ち修行して出直して参りますと退散相成り候。落胆せしも傍目には失恋の落胆を見せねどもよっちゃんさんだけは気づいたのか励まさんとしてその優しさにほろりとくるおせんであったとさ。

それと平行してのよっちゃんさんの急須のお話しが相まって綺麗に詰まった回でありんした。

壱升庵の女将でいることの覚悟というのが良く出ていて、しかもそのために何かを犠牲にしてるんだという寂しさも滲み出ていて。言葉ではなんにも心情を表わしていないのにきちんとそういう感情が観る者に伝わってきてホント上手い方だと改めて思いましたです。お見合いババアとの会話のボケかましから始まって人見知り?から好意へと移り変わる様。女将としてのプロの表情と夢が萎(しぼ)んだ侘びしさ。だけど人前では見せない気丈さ。そして励まされて明るさを取り戻すという感情の移り具合がセリフも態度も無く表情ひとつで見て取れましたです。

お見合いというテーマも良かったですね。壱升庵からおせんさんを獲られるとやきもきする人。女性として奪われるとやきもきする人。素直に応援する人というのがはっきり映し出されて普段どういう感情でそれぞれがおせんさんを見ているのかが分かり易かったです。それにしてもよっちゃんさんはおせんさんに対して特に恋愛感情がないというのは面白かったです。素直に応援する姿は清々しかったです。

23歳という年齢も同級生が登場して、それなりに無理というか抑制しているものがおせんさんにのしかかってるんだろうなあというのも分かったような気がしましたです。流石に23であの遊び女(め)は強調しすぎだろうというツッコミはありますけど。

恋の終わりは予想外でした。ありゃあどうみても「はっきりいいましょう」自爆というか思索自演でげすな。あれよあれよという間に自己完結で終わってしまいました。ああいう男じゃ疲れるよなあと私でも思いましたです。モテナイと自己申告してた理由も確かにと納得しましたですがお互い嫌いじゃない雰囲気からどうやってご破算になるのかと予想してたんですがこうくるかという感じでした。てっきり女将として承諾できないことを千堂が言ったことにより不同意となってこの話しは無かった事にとかなるのかと予想してたんで。

ほんわかするいい感じで時間が流れる感じのするドラマです。それぞれがそれぞれに支え合って生きてるんだなあと優しい心持になれますです。

|
|

« *ったった | トップページ | *いたった? »

2・2008年のテレビドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/41347966

この記事へのトラックバック一覧です: おせん(第六話):

« *ったった | トップページ | *いたった? »