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おせん(第伍話)

このドラマ結構気に入っているんで、悪口と受け取られようとも思った事をば素直に書くことといたす所存にて、もしやに不快に思われしも何卒ご勘弁の程を。

なんかねえ安直ですわいな。時代の流れに逆らいて古き良き物を守らんとするおせんさんの活躍をば江戸っ子の啖呵まじりで悪徳業者をぎゃふんと言わす仕儀なれど、説得力に欠けましたですな。

「倒すべきは悪徳業者(扱い)」ではなく現代に染まった娘御さんの「眼を覚ます」が寛容かと存ずるが如何なりや。あれで娘さんが改心した(ぼったくられる事を悟った)とはとても思えませなんだ。相手は企業。そんな下手なぼろ出すほど間抜けでもあるまいに。ドラマの中では営業マンお二人の悪巧みかのように描かれてましたがそういうもんではないでしょう。手の内はあんたと同じ事してるんだということを実践して動揺を誘い娘さんに悟って貰うということなんでしょうが、料理と言う嗜好品と家を建てると言う実用品とを同じと観ること自体無理があるような気がいたしましたでやんす。普通の思考だったらそれはそれこれはこれと頭の切り替えしてると思うんですけど、いかがでやんしょ。

じゃああんただったらどうしただ?と問われるとあれですけどね。とりあえずは一升庵の屋敷を案内してこの家とともに如何に生きてきたかをとくとくと語りそういう想い出を捨てていいのかと脅し(若しくは家は人が造る物。でえくさんが娘さんを説得し信頼を勝ち得る)。トドメで孫とじいじの二人がかりで娘さんを説得するってえ算段くれえしか思いつきやせんけどねあっし如きの知恵じゃあ。

とにかく流れとしてはでえくさんが走って向かう先は同業者のとこの縄張り争いの場ではなく娘さんのもとに向かって頑なな心を解かすことだったのではないか。その後ノルマがどうたらこうたらの都合で少し強引なとこを見せられ揺れ動く段階での会食においてのギャフンと言わすという展開がやつがれ的には良かったんでやんすが。

営業マンをギャフンとさす手立てはあれで(テレビでの展開通りで)いいと思うんでげすが、それと平行して娘さん説得工作をもうちっと練って欲しかったであります。

ま、そういう無粋なことはこれくらいにして、今回も蒼井優さん萌えてられましたですなあ。啖呵切っての声の通りとその後のへたり具合が良かったです。こういうメリハリのつけ具合って時として嘘くさくもあるんですが、そういう風には思えませんでした。結構どころか物凄くメリハリつけられてた風に思えたんですがねえ。このシーン観れただけでも今回儲けものというか元取ったという気がしましたです。

あと、桜の木のエピソードの連続ボケは笑えました。他にないのかよと思わず突っ込んでしまいました。やっぱ同じ釜の飯を食ってると人間似てくるもんなんですかねえ。映画「プルコギ」で田村高廣さんがおっしゃられたセリフを思い出してしまいました。「家族になると言うことは同じものを食べることだ」というお話しでした。そういえばよっちゃんさんも大分みんなと同じ空気感になってきたような気もしますし。正論なんでしょうか。

営業マンに出した料理群は、私如きの者でも品が無いと思えましたです。如何に今まで登場してきた料理がさりげなく凄いものだったのかと云う事を知ったようでこれはこれで感心いたしましたです。それに気づく木下(松方さん)は本当の食通なんでしょうねえ。最後のプリンには笑えました。ここまでやるかと。もっとも私もここで食べるんだから美味いんだよなと言う強迫観念のもとで食べるでしょうから冷静に考えると笑ってられない話しですけど。

言う事聞かない損得で物事推し量るきつい娘さん役の佐田真由美さんも役にはまっていて、なんだこの娘はって確かに思わせてくれました。それにしても壊すとのたまったあの家スゲエいい家って誰が見てもそう思える豪邸じゃないすか。別な意味で説得力ありませんでした。あれ以上の家ってあるんですかねえ。

でえくさん役のもたいさん。女性をでえくさんに設定したなんか深い事情があるのかとおめえやしたがそうでもなさそうで。でも気風のよさは江戸っ子でえ。なんで異議申し立てはございませんです。はまってられました。

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