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おせん(第参話)

「あっち」やのうて「わっち」(私)でおました。わちきの変形なんでしょうかねえ。ま、吉原じゃないんだからそこから流れた言葉ということではないのかもしれませんけど。

今回は見応えあるいい話しでやんした。私的な見所は二つ、主流の人を労わる心のもてなしとは。それと脱線の方言。

まずは主流の人情話し。謎の男竜さん(西村さん)は何者ぞという軽い謎解きもあり事の顛末の締めと具合といい、ほろりとくるじゃあないですかあ。騙されることも誠実の証で一概に愚図じゃあねえよと言わんばかりの粋を感じましたでやんす。むろんおせんさん(蒼井さん)分かった上での確信的犠牲者だからってのもあるんで馬鹿じゃ粋とは呼べないってとこはあるんでしょうけど。壱升庵を追われたと言う理由があったとしても、騙されたことに対してそれを落胆や怒りに変えない辺りがへえ~と感心しましたです。人が出来てるたあこういうこと言うのかと。先代おかみも長年の喉のつっかえが取れて好かった善かったことでしょう。竜さんを演じた西村さんのやさぐれ親爺から恨みの親爺へそして最後に逆恨みに気づく感謝の親爺へと移り変わる様が流石と言う感じで良かったです。料理が進むうちにかたくなな気持ちが緩んで穏やかになっていく様と料理をチェックから味わう・楽しむに変わる様が旨く合わさって観てて気持ちよかったです。なにせ前回まで現代の若造の鼻っ柱が折れるのを愛でるある意味勘違い野郎ぎゃふんの展開だったので、今回の思い違いから生じた誤解が瓦解して四方丸く収まる展開は待ってましたという感じもありましたんで。料理が全てを語るって感じでしょうかねえ。

感情を表にあまり出さなかったおせんさんですが今回は先代おかみ(由紀さん)にはさすが親子、きっちし言い合いしてました。きっちり感情丸出しで何でも言い合えるみたいでかえって仲のよさが見て取れる感じでした。お客さんや壱升庵のスタッフへの接し具合とはメリハリついてて別人かとすら思える一面に思えたおせんさんでした。脇に逸れますけど蒼井さんホントに和服似合いますです。髪型も真ん中分けよりもこの方が好みでさあね。確かに現代に染まっていない空気感が漂ってきますです。

ほいで脱線の方言の話し。竜さん(西村さん)の発するはとろろといえばの静岡の言葉。無論とろろですから駿河の方でわたしんとこの遠州ではござんせんが、そいでも難しいんですかねえ、イントネーション。どこの言葉よーとツッコンでしまいましたです。もっともイントネーションが近いだけで単語とか異なるんで私では正当な駿河弁に竜さんのセリフは変換できないですけど。鈴木蘭々さんの言葉が東北っぽいので色んな言葉を愛でる作品でもあるようで、それはそれで今後どんな言葉が出るのかなという愉しみがありますです。

まあ、元に戻りますけど、由紀さんがおられた方がなんか締まる感じでいいです。参話終了した中では今回が一番好きでおました。唯一というか、私飲み食いに興味がないんで美味しそうとか酒が旨そうという食べてみたい観点からドラマ観てもわからないんでそこいら辺は丁寧に画として提示されてるみたいなんですけど理解できないことがちと残念ではあります。

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