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被取締役 新入社員

しほりんが出とるもんでえ観てみすかいねえと云うのがまず第一の理由。森山さんも出てるしが第二の理由。発想が斬新だったからが第三の理由。他に見たいものがなかったからがその他の理由。

要はストレスのはけ口の先を人に因果を含ませた上ではけ口を与え組織の活性化を図るというお話し。金を出すからあんたやってということではあるが、実際の会社組織にいた経験者からいうと金なんぞ出さんでも必ずそういう役割の人物は発生するものではないのだろうか。実力オンリーのクリエイティブ企業とかプロ野球とかでのエリート集団であってもそういう類の人はいる。というか自然と作られる。確かにそういう人の悪口を言い合えるのはストレスの発散にはなるが、あんな奴と大して変わらない給与で働いてるのが馬鹿らしく感じるようになる奴も存在するものであります。

残業代払いたくないから名ばかり管理職が横行する現代企業において、それを報酬という代価を払うというのは随分と太っ腹な企業だと思います。というかそれ以前にこういう汚れ役受ける人がいるのかどうか孤独感で精神が持つのかなって疑問はあるのですけんど。まあいずれにしても容認するというのが非現実的な物語の始まりですのでぶちぶち書いても始まらない事は確かでしょう。カウンセリングに金を払うと解釈すればいいんでしょうか。

しかし森山未來さんはありえない人間を悲痛さを感じさせずにたくましく表現される能力の長けた役者さんだと思えます。とんでもない天然のドジ間抜けさを懸命にわざとらしくなく、それでいて観ててイタい印象を与えない一生懸命ささえ漂わせる感覚はすんげえことだと。森山さんでなければ度詰まらない作品だったような力技の気がしました。森山さん以外でこの役出来そうなのは濱田岳さん位かしらむ。とにかくそうはいないですよね。ひらっちにはきついかな(素養はあると信じてるんですけど)。

最初は当初の思惑通りミス連発。ところがひょんなことからビッグウェイブに乗っかり勘違いというか仕事する人間本来の目標である仕事を評価されることに意義を見出してしまう。しかしそれは勘違いだと自分でも薄々は感づいていてただそれを認めたくなくて夢よ醒めないでという単なる願望でしかなかった。最終的には己を悟り再び天賦の才たるダメ人間に戻るのであるが、人の心を動かすという新たなる才を見出されて次に連なる伏線となす。

大分オーバー気味なお芝居でしたが厭味とかなく、決めるべきとこは決めて感激しました。繰り返しますが「森山未來」であればこその作品であったような気がします。刑事の現場といい最近の森山さんはホント魅せてくれます。しほりん目当てでしたが最後は完璧森山命という勢いの視線でした。ダメ人間には確かにうっとおしい奴としょうがないなあと思える奴と二種類存在しますです。森山さんは今回しょうがないなあと思わせる説得力がありました。その違いがなんなのか説明できればいいんでしょうけど私には感覚でしか判断できないので説明できませんが。

陣内さんの仕事の出来る上司や仕事の出来る精鋭スタッフの存在感も堪能できましたし金田さんやきたろうさんの癖のある人物表現も存在感ありました。こういう突拍子もない展開のお話ってその骨組みを構成する役者さんがしっかりしてないと安定しないんですね。よく分かりました。

で、結論としては森山さんががんこ良かった。しほりんも良かった。お話も意外性があって面白かった。他にないから観たけど得した拾い物でした。しかも思ってた以上にいいものだったです。

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