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*う

「そうせるう」(そうするんだあ)「買い行くう」(買いに行くんだあ)

というように「~するんだあ(あっそう・ふ~ん)」と言う意味で使われる「う」。

「するのかい?」という訳でもはまるところである。

前の言葉の長音化という考えが無難なところではあるが。

古語辞典で「う」を調べると

「う」{助動特殊型}①推量を表わす。・・・だろう。②意思を表わす。・・・よう。③適当・当然を表わす。④命令・勧誘を表わす。・・・せよ。・・・したらどうか。とある。

遠州弁で使われている「う」はイコールではないが①が近いか。でも推量というのではなく「ほんとかよ」とかな確認という意味合いの方が強いのでやはり違うかな。

存在はするけど屁理屈が見つからない。何かがう音便化したのではという勘繰りもあるかもだけど思いつかない。

話しを変えて、他の言い回しでは

「そうせるだ」(そうするんだ)「買い行くだ」(買いに行くんだ)

「~だ」との違いは前者(う)が意外で後者(だ)が納得ってことか。

これに「ら」を加えて「だら」にすると

「そうせるだら」(そうするんでしょ)「買い行くだら」(買いにいくんでしょ)

と確定(~に決まってる)的なニュアンスに変化する。

例文

「なにい。それ買うう。」

  (へえそれ買うんだあ。)

「なによー買っちゃかんだけ?」

  (なんで?買っちゃいけないの?)

「いやそういうの買う人だと思ってんかったもんで意外。」

「悪かったねー。どうせ見栄で買うと思ってるだら。」

  (そりゃどうも。どうせ見栄で買うんだと思ってるんでしょ。)

「そんなこといってもしんにい。」

  (そんなこと言ってないよお。)

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