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ラスト・フレンズその4(第2話)

ひねくれた見方ではありますが、私はこのドラマは戦場でのサバイバルを描いた物語だと勝手に解釈しています。押し寄せてくる敵は現代社会の歪み。今のところ無事生還できたと確認できたのは美知留のみ。押し寄せてくる敵は全世代に共通する敵なのか若い時期だけなのか・美知留以外の人は生還又は戦闘中なのかは要観察中。いづれにしても戦場を舞台にしているのだから凄惨であろうと壮絶であろうと当然ありうる空間だと思って観ておりますです。ましてや全滅した訳じゃないので儚く虚しいものではないとも解釈できるので、戦争活劇好きな私としてはそういう見方で見るようにしておりますですわいな。でないと観てられないってのがありますんで。

ナレーションのフレーズで気になるのは「あの時こうしていれば」とか「今想うと」とかいった変えれるものならばという後悔(?)の念に思わせるとこがなんかねえという感じです。あの時がなんなのかはまだわからないのですがとにかく最悪といってるのですから何が変わってもあの時よりは良い方向にいったってことで想い巡らしたところでどうなるわけでもないような気がするのですけど。

瑛太・上野樹里のコンビはやっぱいいですわ。なんて表現すればいいのかよくわかんないのですが、信頼感っていうんですかねえ意識して合わせようという気配がないところなんでしょうか。あいつならなんとかなるんじゃないくらいな突き放ししても壊れない関係性に映るかのような錯覚を覚えますです。盟友って表現のほうが適切な気がしますです。

で、瑛太さんですが、野郎には興味がないのであまり気にも留めてなかったんですが、よくよく考えてみるとこの人が出演される作品ってハズレがない気がしてきました。強運なのか作品選びの眼が確かなのかそれとも役者力で多少くすんだ作品でも光り輝かせる力量があるのかは知りませんが、柴咲コウさん並にはずれなしなんですね。改めて感じましたです。

で、第2話の内容についてでありますが、薔薇のない花屋でも思ったんですが最近の風潮なのでしょうか案外あっさりとというか謎を引っ張らない傾向にあるのかしらむと。だから次々と新たなるものを担ぎ出さないといけない訳で。それだけ視聴者の方にこらえ性がなくなってきているってことなんでしょうか。

そういえば食べ方にしても交互に食するのではなく一品づつ食べていく人が増えてきたとか。交互に食べて口の中で合わさった微妙さを愛でることが出来れば品数複雑にしなくても色んな味覚が味わえると思うんですけどね。とにかく作り手の方は品数増やさなくちゃいけない訳で以前よりもアイデア捻るの大変だろうなあと考えてしまいます。

で、今回はなんといっても「私の美知留にさわるな!」。事実上の宣戦布告ですなあ。それにしても宗佑。出物腫れ物処嫌わずとばかりに外でもやりますかあDVを。ここまで来ると狂気を感じますです。その狂気を抱えた人物と一つ屋根の下で暮らす美知留の心境はいかばかりか。自分に置き換えたならば絶対エスケイプかヘルプを選択しますな。自らが耐え忍んでいて未来はあるのでしょうか。「馴れる」という選択肢か「嵐はいつか収まるもの」なのか「落ち着いたら話し合おう」なのかそれとも他に選択肢があって見せていないのか。とりあえず今日までのところは怯えて硬直している様で思考能力が正常じゃない状態のように映ります。一人で抱えきれる問題ではないというのは間違いないところでしょう。まさかいくらなんでもこのままでいいなんて思ってないでしょうねえ。よく心情が理解できませんわ。宗佑のどういう魅力に美知留が惹かれているのかもう少し説明が欲しいところでありましたです。

DV受けてる時には正義の味方が現われて悪の宗佑を退治してくれる。その正義の味方は瑠可しかいないんじゃないのかと見ていてそう思えましたから、あの宣戦布告はなんか見ていて爽快さを感じました。冷静に考えれば不幸を背負い込む女子(瑠可)を見て可哀想にと思わなくちゃいけないんですけど我が身の痛みなど構わずなんの躊躇なく庇いに向かう瑠可は大事なものを守ろうとする献身の愛情というものが直球で伝わってきて心が踊りました。母親が我が子を守ろうとする感覚にも近いのかなと感じられました。

ここまでくると性に関わらず愛すべき対象であるというのはわかります。男同士だと引くけどこの二人なら見れるかなという許容範囲でありますが、個人差や性別によって異なるでしょうから見る人を選ぶ作品かもしれませんです。万人向けでなくとも私は構いませんので迎合することなく展開が作り手の意図する道へと突き進んで欲しいものです。月9じゃあないんですから。私はついていきますから。

宗佑は宗佑で何考えてるのか流石に分かりませんわ。宗佑の理想の美知留像というのはどういうものなのでしょうか。ストーカーの一歩手前(?)な事するのは凄い精神力としか言いようがないですわ。監禁とまではいかずとも専業主婦として一日中家に閉じ込めておきたいのでしょうか。生活水準から推測しても十分宗佑の給料でやっていけそうな感じですから、二人で話し合って納得させればいいのにと思っちゃいます。ここまでくると嫉妬という表現は似つかわしくない感じがしますです。

なのでさすがにこの回見てると宗佑を擁護する理由は見つからないです。こういう人(DV常習者)って飴と鞭の使い分けが凡人には真似できないほど上手だと聞いた事あるんですけど少なくとも宗佑の飴は甘そうになく鞭の部分が飛びぬけている様に見えました。

今の現状みてると怯えた青い鳥を囲って楽しいんだろうか疑問です。おおらかに羽ばたいていてこその青い鳥ならば恐怖心という檻の中ではその価値は見出せないと思うんですけど。篭の鳥でもいいということなんでしょうか。いずれにせよなにかにつけて苛立つくらいだから満足な理想の状態では毛頭なく、感情の発露として暴力が常習的なガス抜きの必要手段というものでもなさそうですけど、「なんでわかってくれないんだ」って分かるわきゃないだろう普通、と思います。この人の恋愛経験って美知留で何人目なんでしょうかねえ。ふと気になりましたです。余程この方法で前回上手く行ったのかこの方法とらなかったから後悔したのか。宗佑の過去が描かれないとこのままじゃ完全悪役になっちゃいそうなくらいの迫力でした。この人にも救いの手は差し伸べられるのでしょうか。

タケルが唯一幸せそうで息抜きできたかなあという印象です。エリの明るい存在も救いのような感じがしますけどエリの抱える悩みって軽いんでしょうか重いんでしょうか。説明されてる先輩とかの人間関係ってだけならそう重くはなさそうに見えますけど。救いすらも悩みに押し潰される展開に進むのでしょうか。美知留と瑠可だけでも十分重いのにタケルと宗佑が絡んでるのですから一人くらいは元気があれば何でも出来る存在であったとしてもいいような感じはするんですけどね。

それにしても味噌汁をカップで飲むのは時代を感じますです。それを男っぽく注ぐ瑠可が印象的でもありました。新しい住人はどういうポジションになるのでしょうか。少なくとも言いたい事言えない善い人ではありそうですが夫婦間の亀裂という傷持つ人ですが他のみんなとどう関わってくるんでしょうかポジション取りが気になるところです。

いずれにせよ行動理由が理解できたのは瑠可とタケルとエリですかねえ。小倉さんの間男に家を占拠されてスゴスゴしてる感覚理解できないですし、美知留が宗佑の元に戻るのも自分の意思を伝えず飲み込むのも誰にもSOSを発しないのも理解できませんでしたし、宗佑の家庭内という内面とそと面の使い分けをせずに病院内であだける気の短さもよくわかんなかったし。

来週は宣戦布告した以上瑠可と宗佑の衝突が起こるのでしょうけれども、直接的なことよりも美知留の決断が気になるところですね。あれで宗佑のもとに美知留が走ったら瑠可の居場所は梯子を下ろされた屋根の上みたいになってしまいますから降りようがなくなっちゃいますから。はてさどうなるんでしょうか。

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受信: 2008年5月 4日 (日) 21時47分

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