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トップセールス第3回

やはりというか、きちんと描いてこられましたねえ「疵」という名の挫折。もちろんタイトルの「傷」は営業するものに必要なことと言う意味で。傷を負い痛みを知る者こそがお客さんに寄り添う心が生まれる。それがなければ人の心に訴えかけられないというものでした。さすが所長さんいいこと言われます。でもこの回でもっと大きく描かれていたものは挫折のほうでしょう。

営業の辛さの度合いは個人差によって異なるのかもしれませんし売る商品を本当に愛しているかにもよるのでしょうが、あそこまで追い詰められはしませんでしたが私も同類の営業には向かなかった人間です。それだけに彼の追い詰められていく様は見ていて痛々しくて堪りませんでした。今みたいに転職なぞという選択肢は皆無で逃げ出したと評価される時代でしたから歯を食いしばるしかなかったのでしょう。

特に営業成績で叱咤される光景は堪らなかったですし、逃避した後机の中から出てきた苦悩の証文は追い詰められたら頭では分かってはいても止められない転落劇のようでホント辛かったです。ドラマだから本社からの人を悪役として描いていますけど、現実だったらあの人だって末端であって彼もまた上からつるし上げられてる被害者でしょうから無視して終わりなんて甘くはないですよね。運よく追い出せても次がまた来るだけですから。

努力が報われるなんて成績が伴わなければ職業(プロ)の世界は評価されない世界だとまざまざと暗い方向から現実を照らしてくれてるような気持ちになります。

トップセールスへの栄光の道をひた走る努力のサクセスストーリーというものではなく時代ゆえの歪みも織り込んだ大分深めのドラマのようです。恋物語(揺れる心情)に多少比重がかかるのはどうかとは想いますが硬派な感覚で今まで以上に気を引き締めて観なくちゃと思うようになりました。すくなくとも正義なんて実態のないものだ(所変われば品変わる)というのは分かるような気がしてきました。

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