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トップセールス第2回

時代がなんか自分の頭の中に蘇ってきました。もちろんニュースでそういやあそういうことあったあったということで自分のリアルタイムとリンクしてこの時こんなことしてたなあというものまで蘇った訳ではないんですけど。

で、特になにを思い出してきたかと言うと、所長さんのような戦争体験を潜り抜けてきた大人達の存在というものです。ちっとやそっとのことじゃめげないと言うか信念を曲げない強い心でへこたれない大人達のことです。

奇しくも避難所であだける旦那さんと比べればより判り易いんですが、公共の場で子供が傍若無人に周囲に迷惑掛けようものなら容赦なく叱咤するその理由と迫力の違いでしょうか。なんか軍隊生活を含む地獄を見てきた人達はとても深いところで人との係わり合いの大切さを会得してたようで、決して感情や雰囲気で怒ったりするのではなく、人が共に生きるために守るべきものに従わないことに対して怒るというような説得力を持つ人が沢山いたような気がしてました。無論当時子供だったので当時からそう思ってたんじゃなく今思うとそういう態度に思えるということです。もちろん戦争という悲惨さの弊害から社会に適応出来なくなった大人とかも存在してたので全ての方がと言うわけではなかったのですが。でもどんな職業においても漢(おとこ)がいた時代でしたです。

このドラマに出てくる所長さんは紛れもなく強い心を養って生きてこられた方でしょう。こういう人に怒鳴られたらぐうの音もでませんでしょう。素直に従うのみです。怒られたりなじられたとしても怨みになぞなりません。それくらい人として比べたら完敗の器です。事務のおばちゃんが所長の軍隊生活の過去のことをおっしゃられていましたが、あそこら辺りの一連のシーンがやけにジーンときました。あの世代の人は「生き残った自分」という表現をよくされていて生きてることが罪悪のように思ってる人とかもいたくらい亡くなった人の分まで精一杯生きるという意識が強かったような記憶があります。言葉が少ない人の多いのが玉に瑕でしたけど。

私が社会人になった頃はもうそういう大人はリタイアしていて頑固爺という職種に転職される方向になりつつありましたが相変わらずその信念と迫力に完敗でした。老いては子に従いなんぞ絵空事でした。

すんげえ脱線してますけど、そういう時代を思い起させてくれるドラマの力に感心するばかりです。そういう敵わない世代を追い越そうとする主人公の年代の人達の雰囲気もきちんと表現されていてなんか引き込まれるドラマです。起きた事象も実際にあったことと上手く組み合わされていて説得力ありますし。今の30代以下の人達にこの感慨が理解できるとは想いませんが実際にいた日本人をきちんと描いているドラマだと思えます。

ほぼアナログの時代ですから今の時代にこれらの世代がタイムスリップしてきても活躍できるかどうかは疑問ですが今思えばいい大人が沢山おられた時代だなと感じます。歳だけくって大人になりきれない私が言っても説得力に欠けますけど。年の功という尊敬に足る年功序列が存在した時代ということでしょうか。

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