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パズルその2(PIECE1)

第1回を繰り返し観てて思ったのは、この空気感の居心地悪くないなという点です。何度か観るとそれなりの作品は感想文作るためにチェックしてるみたいな心持になるんですけどパズルはそういう邪まな下心なしでただ漠然と愉しんで観ていられるんですわ。

私の予感は当たったことはない方が圧倒的に多いのですがなんとなくこれはいいぞという予感がしますです。推理と言うか謎解きは往々にして作為的な強引なこじつけを感じる時があるんですけど、これは自然の流れで物語が流されていくのではなく全ての事象にヒントや理由が存在する人工的な流れにならざるを得ないからだからでしょうか。普通こんなことしねえよと思ってもそういう繋がりでなければトリックなどが成立しない場合が多いからでしょう。要はそういう辻褄合わせな部分を如何に消すか、または流す許容さを見てる側が持てるかと言うことだと思うのですが、この作品では主人公達のコメディなセンスで私には許せる領域なのです。こういう感覚は「トリック」とか「古畑シリーズ」と同じ感じです。サービスすればわざとらしい、自然に流せばわかりづらい。究極の選択でしょうが私にはOKな展開でおます。

でも設定が高校生だから長くやろうと思っても彼ら(役者さん)が大人になっちゃうからシリーズ化は無理っぽいですね。大人の高校生役は見れたもんじゃないですから。短い青春の時間をとりあえずは謳歌してもらいましょうか。

しかしエロい方も併せて血気盛んな高校生に、30代とはいえ見た目美形の女性(鮎川)が物凄い至近距離にいる画ってのは違う意味で見ててハラハラしてきます。初回の襖一枚隔てた部屋で寝泊りを同じくするなんてシチュエーション。私だったら友達が隣で雑魚寝してようとも同い歳の女子高生が待ってるといっても襖の向こう側の物音ひとつでも反応してしまいますです。他にもカッとなった鮎川を止めに入って腕掴んだりなどなど教え子と生徒という関係が理性の壁になってるのか、または鮎川の性格が恐怖を与えるほどのものかよく分かりませんが全体的な距離感の近さにハラハラしてますです。野郎同士の距離でもとても近いんで、そういう意味では健全なのか興味が存在しないのか画面の中に全員納める都合上なのかとつっこみたくなるところはありますです。

あともうひとつ、刑事の鎌田との関係性はなんかいきなりの信頼関係が構築されてしまってるようでなんか嘘くさい感じがしました。証拠品のメーッセージを鮎川にポンと渡すくだりなんかは理解に苦しむところではありました。年齢的にいっても色気とかそういう好意によるものでなく、HPの関係図によると「敬意」となってますが、その「敬意」に至る「経緯」がいささかはしょりすぎに思えました。もうすでに関係性が築かれたということになってるんでしょうから今後改めてそれが説明されることはもうないでしょうから別にもういいんですけどね。

でもまあ、鮎川というキャラは強烈で見てて楽しいです。ページめくるのに手に唾つけたり聞きにくいこと聞くときに首ポリポリ掻いたり缶コーヒー飲むのに銭湯でコーヒー牛乳飲むように腰に手あてたりいつの時代のウィンドブレーカー(?)ヤッケ(?)着てんだよーとか態度の豹変具合の極端さとか撤退と言う文字はない超強気なところとか。なんかいいですよねえ。弱みといえば生徒の方が英語力があるくらいで、怖いものなしの要領のいい無敵キャラっぽくて空元気とか張りぼて風のいきがってる感じでもなくて、演じられてる石原さとみさん見直しましたです。女子高生の裏表のメリハリとは比べ物にならない格の違いを見せ付けてる感じです。眼鏡は伊達なんでしょうかねえ学校ではかけてたけど青柳家ではしてなかったみたいだし。色々と興味の湧くキャラクターです。

三人組も好い味出てていいですよね。山本裕典さん・木村了さん・永山絢斗さんですか。名前覚えとこう。基本欲がなく善人で疑うことを知らない雰囲気醸し出してるとこがいいですね。変な言い方ですが僕(しもべ)化してても厭味じゃないとこが鮎川とのコンビが対照的な分お互いのキャラを引き立てあってるようでいい感じで観てられます。三人それぞれの個性と言うか特徴が今後表現されていくかは要観察でありましょうけど私的にはこの勢いで相乗効果で引き立てあう関係を愉しみたいところです。高校3年生。鮎川は臨時教師。そう長い期間のコンビという設定ではなさそうなのが気になるところではありますが。

音楽も聴きこなれてきて「トリック」や「エヴァ」みたいに音楽だけでどういう状況か繰り広げられているのか判断出来るようになればもっと愉しくなりそうですし、なにより繰り返し観ても観ていられるということは、私的にはつぼに入った作品かもしれませんです。ネタさえ続けば長いこと観ていたい作品かもしれませんです。

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