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ラスト・フレンズその2

第一回の冒頭において終着がまず始めに描かれていて、これから描き出される出来事達は決して想い出したくない消し去りたいような過去ではなく明日へと続くために忘れてはいけない出来事であったことが伺えた訳ですが、それでも筆が躊躇するくらい軽々しい記憶ではないということが伝わってきてました。

ある意味苦しく辛い戦禍を潜り抜けた後のような面持ちという表現であってるんでしょうかねえ。人生が変わったということは間違いないことでしょう。いづれにしてもドラマでの常套手段として終焉というか結末がまず先に描かれているということはここに至るまでの艱難辛苦というものが結構な重量感を伴う場合が多いような気がしますです。今を普通に生き抜くのにも戦場にいるような苦悩が満ち溢れているというメッセージなのでしょうか。少なくとも高みを目指す栄光への階段を昇る上での苦悩という風には見えず、ただ自分らしく生きることへの誠実を描いていくようにも思えるのですが、普通が一番難しいのは確かに真理ですけど現実には普通に生きてる人が殆ど全てですから難しいもへったくれもなく否応もない気がしないでもないのですがどうなんでしょう。なんとかなっちゃうもんですよねえ大抵のことは。

まあ、ドラマの展開に戻りますが、冒頭のシーンで美知留の左指には結婚指輪はないが妊娠している。誰の子なんだという疑問は当然湧いてきますわな。そのあとの全て意味深なナレーション。回を追うごとに解き明かされていくのでしょうがその都度振り返ってここのシーンを見直すことになりそうです。ここで予想立てたところで無粋なだけですので頭の中で済ませときますけど瑠可の存在が圧倒的に重要なことだけは私でも分かるところです。

宗祐と美知留とのDVについては見たまんまで特にああたらこうたら書くことはないしその1にもちらりと書いたんですけど。大切なものは大事に仕舞っておきたいという心理は私はなんか理解できますわ。誰にも触られたくない物ってありますから。そういうものに裏切られた他人にいじくられたと感じたら可愛さ余って憎さ百倍って勢いになるときもありますから。ただそういう想いが物だけでなく人に対しても想うってのはスゲエなとは思います。もちろん理解は出来ますが納得は出来ないんですけどね。だから擁護する気は毛頭ないんですが発想の要素は私にも持ち合わせがありますわ。

瑠可については謎だらけで何故4年もの間の空白があっても美知留を忘れることなく追いかけていったのか、(他に変わる人には出逢えなかったのか)なぜ美知留が特別なのか。性別に関わらずある一定の距離をとろうとするのか。「ただ人が怖いだけなんだ」というナレーションでのセリフ鵜呑みにしていいものか悩むとこです。

自転車でバスを追走する辺りはどういう心情で追いかけてたんだろうと考えてしまいましたわ。これを逃したら次は来ないという逼迫感なのでしょうか。それとも美知留との再会を頭の中で思い巡らしていて幸福だったのでしょうか。再会のシーンを美知留視点と瑠可目線の二方向から表現してたのがとても印象的でした。瑠可の美知留への想いが膨らみすぎて再会を畏れてきた感情というのがその大きさというものを表現しているようでなんか感激してしまいましたです。息を整えて気持ちも整えて美知留に声を掛けるまでのドキドキ感には息が詰まりました。あれで美知留がハグしてこなかったらどうなってたんだろうと思わずにはおれませんでした。

美知留には可哀想だなという感情が起こるのですがそれよりもまだ謎だらけなですけどなんとなく見え隠れする瑠可の儚い生き様の方に心が揺さぶられます。なんか誰にも理解されない報われない孤独な人生を送っているようで。それでいて決して負に飲み込まれない気丈さが儚くてじっと見ていたら涙が出てきそうです。

それぞれの登場人物が抱える悩みと言うものが全て出尽くしていないのでいい加減な解釈ではありますが、それぞれ異なる人達がどうやって物語としてひとつの方向に進んでいくのか。悩みを抱える場所はシェアハウスの中ではなく戦場は外にあり、それを癒すべき安息の場所がシェアハウスなのでしょうか。それともここから何かが発信されていくのでしょうか。可能性だらけで考えがまとまりませんです。

1回を終えた時点では、無事戦地から帰還できたのは美知留だけともとれる様に思えるのですがどうなるのでしょうか妄想は膨らむばかりです。面白いと言う表現は語弊がありますが引きずりこまれる世界感は凄いです。これがリアルなお話しなのかドラマゆえの世界なのかはこれからでしょうけど。

ファンなんだけど暗くしんどいストーリーだから見ないというのはとてももったいない話しです。せっかく冒頭で安寧を見せてくれているのですからそこに至るまでの葛藤を見ないというのは、そしてそれを役者力全開で表現しようとしている作り手の心意気を汲み取るならばファンと名乗る者でなくとも見る価値はあるぞと念じますわ。視聴率がどうたらこうたらはどうでもいいんですが観た者に深く記憶として残るような作品になって欲しいしなりそうな予感はするんですがはたしてどうなるのでしょうか。

蛇足ですけど樹里ちゃんファンでもあり長澤さんファンでもある私としては、樹里ちゃん応援サイト辺りでは好評で迎えられているけれど長澤さん応援サイト辺りでの評価はいまいち盛り上がっていないところが年齢層の違いを感じるところです。だからといってどちらのファンにも媚びることなく臨機応変・付和雷同となることなく初志貫徹で物語を展開していって欲しいところでもあります。って終焉見せてくれてるから変わりようがないか。失礼こきました。

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