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薔薇のない花屋最終話

このシーズン、斉藤さんについでの時間延長というご褒美がついた「薔薇のない花屋」さん。お話しの展開の妙を味わう感じでした。行動理由や目的が謎というか分からない事だらけのうえに各自の思惑が複雑に交差してよけいややこしくなってきて謎が謎を呼ぶみたいな勢いでしたが、終わってみればストーレートに色んな愛情を描いたドラマだった訳でした。

自己紹介を誰もしないから見る方が状況などから推理を構築してこういう人なんだろうなと知っていく。考えてみれば非常に現実社会では当たり前のことがドラマの中でも行われていた訳で、そういう意味では映画に近い描き方だったのかなとも思えてきました。

最近に限らずテレビドラマってとても親切に情報提供してくれてますからそういう意味では甘くない味付けが新鮮だったんでしょうか。

最終回の内容についてですけど

手術のシーンは精神論全開でしたねえ。「生きる気力がなくちゃ成功率が下がる。」と言い切った舜の言葉の通りの展開でした。迫力ありました。さすがフジテレビは医療モノは強いと実感します。

院長先生のトーンダウンが若干気になりましたが、考えてみれば院長先生が憤怒の情を納めればそう複雑な展開にはならないのですからここはひとつ大人になってということなのでしょうか。何故か急によく出来た人に変身された方でした。

光と影のような英治と舜は同じ名も泣き戦士。その固い絆は空港での他愛もないマジだか冗句だかどちらとも取れるような小洒落た粋な会話で象徴されてるようでした。こういうセリフの応酬大好物です。花屋再開の資金を舜から借りるというのもとても納得できるお話しです。こういう繋がっている人間が一人でもいるというのはホントに幸せなような気がして羨ましい限りです。

しかしまあ良く出来た娘だこと。もうこれに尽きるわけですが、院長先生も結果的にはよく出来た人だし彼女もそうだったことを考えればこれが血筋というものなのでしょうか。いやいや英治の育て方が良かったということでここはひとつそういうまとめでいきたいところです。

薔薇の花の封印を解いたのは、もうなにも心の奥底に隠すべきものがないという証なのでしょうか。その割には印象が明るく変化したわけじゃなし相変わらずマスターとの会話は面白いし。後ろめたさからきた陰鬱な表情かと思ってたんですが決してそういうわけじゃあなくて元々こういう人だったんですね英治って。まあコロっと変わったら引きましたけど。

で、肝心の美桜との関係なんですが、どう落とし前つけるんだろうと。

なんて思ってたら薔薇の仕入れ先がこういうことだったんですねえ。最後の最後に又たばかれました。こうくるか。結構どころかがんこドラマティックな展開でおました。ドラマじゃなきゃ味わえない展開ですがこういう出来過ぎの展開も嫌いじゃあないです。

英治の誕生会で涙をみせる英治でしたが、確か舜との会話で泣いた事がないとかいってませんでしたっけ。舜は飛行機の中で英治はお誕生会の最中で。これでやっと二人に人並み(以上かも)に愛情を手に入れたことを実感できたということなのでしょうか。

白ける話しかもしれませんが私はスゲエと思ったもので書きますけど、花屋と喫茶店のあるこの町。全てが作られたセットというのはホント気合の入りようを感じて気持ちいいです。そしてえらくリアルでした。石垣が印象的だったんですが落ち着いたいい街並でした。生活感がある風に感じられて、店の前が小さな公園ってのもおいしいとこです。

画的にも役者力的にも筋書き的にも愉しめたドラマでした。視聴率的にも評価的にも時間延長したのが示す通り、多くの人に共感できる作品なんでしょうね。その後を見たいわけでもないし見足りないとこもないしとても練りこまれた感じがしました。満腹感も満足感もピッタリはまった感覚です。わたしも英治や舜と同じようにみんなと同じものに感動できるようになれたということで嬉しいです。

役者さん的には子役の方も良かったですけど寺島進さんががんこ良かったです。

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