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ロス:タイム:ライフ「部長」編

真木よう子さんは改めて上手い人なんだと思い知らされたかのような感じの作品でした。

部長の表の顔として、ビジネス相手との交渉時のシビアな顔、部下に対する苛立ちと寛容の入り混じった顔、同僚(元)に対する一呼吸の顔、イタリア人に口説かれてる時のうざったさそうな顔、上司(社長)に接する時の顔、仕事に没頭して自己の世界に入り込んでいる時の顔。忌憚のない意見を言ってしまった翌日の部長の椅子に座っての韜晦したような後姿。そしてロスタイム時の完璧に開き直った時の地位に関わりなく説教と講釈たれた時の顔、温水さんに対してつい本音がこぼれた時の顔、母親にむかっての娘の顔、風呂に浸かって我を振り返る顔、ブイヤーベースに関わった昔話をしている時の自問自答の顔。

まあ他にも色々挙げたらキリがない位表情豊かでしかも破綻しないバランス感覚があるようで。泣き笑いと云う喜怒哀楽の変化に富んでいる役でもないのにすごい幅の広さを感じるのですが、凄すぎて逆にその凄さが分からない錯覚に陥りそうです。私みたいな素人には全体的なバランスよりも一発必中の表現を持つ人の方がインパクトが強く残って印象が残りやすいのですけど、そういう意味で上手すぎてしかも自然っぽい人は素人にはその凄さと言うものが分かりにくいもんなんだろうなと思う訳ですよ。

でもこういう実質ほぼ一人芝居に近いようなドラマだとその方の力量というものがよく映えて、私みたいな素人でも判るのであります。

解説の人が二度三度言ってましたけど辞表だしちゃうと格好はいいけど「労災おりないんですよねえ」はお気に入りです。洒落になってませんホントに。

結局は過労死ということで「まあしゃあないかあ。」ってある意味本人納得のエンドであった訳ですが、観てる方としても確かに「まあしゃああんめえ。」たあ思えますわいなあ。そういう意味ではロスタイム思いっ切り使い切ったすっきり爽やかな回だったようにも思えなくもなかったです。

ここまでくると温水さんが真の主役に見えてきて次はどうなるのかと思いきや、予告編ではレフェリーやってました。天使なのか人なのか良く理解してなかった審判団ですが来週はその謎を明かしてくれるのでしょうか。

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