« ゆれる | トップページ | 佐々木夫妻の仁義なき戦いその7 »

姑獲鳥の夏

実はこういう作品は不得手で、普通は手を出さないんですが、DVDが「魍魎の匣」公開記念とかで安かったんで、価格に引き寄せられて買ってしまいました。なんで映画館では観とりませんです。

で、予想通り観念的で、正論が積み重ねられたものでしょうけど、私みたいに感情で映画観る人間には厳しいっす。

しょっぱなから頭が爆ぜそうな会話で始まり、もうそこら辺りでついてくの放棄しました。なのでもうなんでもアリだと思ってたんで最後これが夢だったなんてオチでも許せる感覚でした。考えるのを放棄すると結構見れるもんなんですね。初めてに近い経験でした。途中でやめようと思わなかったのは役者力に引き寄せられてのことでしょうか。

現場に一度もいかずとも事件の全容を見通してしまう京極堂と、一度訪れて大勢を見極める榎木津探偵がウルトラマンみたいで最後に決めてく様は爽快でもある訳ですが、関口役の永瀬正敏さんが上手過ぎて、思いっ切り関口が構築した概念の世界の中で共に迷走しまくってえらく疲れました。唯一の救いは原田知世さんがお綺麗で見取れてたことでしょうか。永瀬さんがとにかく映画全体の空気感造りまくって決めは主役に任せたぞみたいな雰囲気で堤さんもさぞかし大変な事でしたでしょうに。

普通事件の謎解き時間って謎が解き明かされてびっくり納得晴れて爽快ってなるんですが、京極堂のセリフじゃないですけど「知らない方がいいこともある。」って言葉が一番納得しましたわ。不可思議な出来事を知的好奇心で解き明かしていく作品と想像されますが、知の欠落してる私には猫がやけに目に付いて「猫が怨念。」と冗談呟きながら見るのが精一杯でした。

でも、結論としましては、2、000円を切る価格というのは魅力的であり思わずよろめいてしまうものであります。この際苦手なものでも挑戦してみようと思わせる額です。アニメのDVDが特典満載の高級化してる傾向にある今、お得価格で挑戦者への間口を広げる戦略をとられたほうがいいような気がするのは世迷言なのでしょうか。

|
|

« ゆれる | トップページ | 佐々木夫妻の仁義なき戦いその7 »

3・DVD」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/40442566

この記事へのトラックバック一覧です: 姑獲鳥の夏:

« ゆれる | トップページ | 佐々木夫妻の仁義なき戦いその7 »