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薔薇のない花屋その9

「希望言い換えれば欲望これが意外と馬鹿にならない。」あっさり言ってましたけどなんか深い言葉です。言い換えれば「死にたくないなんとしても生きるんだと云う精神力」と云う事でしょうか。根性なしでありネガティブ人格抽出したらカスしか残らないような私には非常に耳の痛い話しです。死にたくない理由が痛いの嫌いだからと云うだけでは生死をかける手術では成功率を下げるんですね。

「自分を売り物にはしない。」薔薇を置かない花屋の理由の新しい側面からの提示でした。自らを棘のあるものとして捉えだからということでした。元は彼女が薔薇の花に特別な感情を抱いていたからと信じ込んでいただけに、はたしてどちらが正しい理由なんでしょうか。そして最終回に花屋が再営業したとしたら薔薇の花は並べられているのでしょうか。英治の過去は全て提示されてはおらず、まだ隠し球を隠し持っているということでしょうか。薄々は幼少期の孤児(?)ゆえの辛い経験だと想像されはしますが、彼女と舜との関係がはたして繋がりが存在してたのか。

今までの展開的には舜が父親だと匂わせるような思わせぶりで来ているのですがまさかまだ意外な展開ってことはないでしょうねえと思ってたんですが、さすがにそこは全うな予想通りの展開でおました。この予想通りがホットしたのかナーンダなのかはともかくとしてそういうことでした。

ここへ来てマスター(寺島さん)の活躍と存在感が光ります。英治の最大のよき理解者。元おっかないさんが足を洗ってかと思いきや元十手持ちだったと云うことでそれも個人的にホットするところです。英治の人としての相談に恋の相談かと勘違いして渾身のボケかますとことかホント愛すべきお方です(もしかしたらホントに恋の相談だったのかもしれませんが)。おっかなくないハードボイルドも決まってます寺島さん。英治が若かりし頃社会に反発してた時期があってそういう時期に当時まだ十手持ちの旦那だったマスターに色んな意味で英治がお世話になったみたいな背景が浮かんできそうです。

そんで、いきなり田園風景に展開が変わってなにすんだと思ったら美桜のお荷物と云うか足かせとも云うべき親爺の希望話が始まりました。本当に完璧に足かせ役をこなす役回りの親爺です。院長先生みたいな悪意がない分本当に始末が悪いということなんでしょうか。

そして英治と美桜の分かれのシーンに突入する訳ですが。「事実だけど真実じゃない。」それをこれから見せる展開なのか、新たなる登場人物である舜との係わり合いに絡んだこれからどうなると云う展開なのか。過去を暴くか将来を描くかと云う事なんですけど、観てる方としては、花屋は再開するのか、英治と美桜の関係はどうなるのか、院長先生はどうするのか、雫はどうなるのか、舜はどうなるのか、手術は成功するのか、マスターと先生の関係は?などなどまだまだたくさんある訳でおますが、とりあえずお決まりのラブストーリーならマスターのガツンと言うたれ!という前フリもあったから英治が美桜に行くなとなると思うんですが、引き止められない英治というものに妙に感激してしまいました。観てて歯がゆいのが面白いというのは、私おばさん化してきちゃったんでしょうか。

それにしても工藤探偵さん。この人も親爺さんと一緒で物事をややこしくする役割完璧に果たしてます。はてさて迷走した復讐に燃える院長先生はターゲットを修正してどう云う決断を下すのでしょうか。公を取るか私を取るか。

最後に出て来た薔薇の花束は美桜に届けるものだったのでしょうか。だとしたらえらく切ないお話しです。そして薔薇を置かない理由が「自分を売り物にしない。」という意味であったなら本心を届けようとしたと云う事になる訳で益々もって切ない話しです。ただ美桜がそれを知っていなければ言葉足らずと云うそしりは免れないところではありますが。結局は渡せなかったんだからどうでもいい事かもしれませんけど。

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