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ボンビーメンその3

3話以降を一気に観ました。詰めて観ると面白かったです。特に最終回のイベントは初まりに繋がる展開で、なるほどなあと感心しました。最初掛け違えたボタンをもう一度やり直したとも、主人公の生活環境や考え方が変わっても真理(金が全てじゃない)であるならば結果は同じ(勝ち)となるのか、それともより成長した主人公が到達し得る様を実現してみせたのか。勝ち負けに拘らない態度を見る限りオムオムさんとの金か人情かの勝負ではなく主人公の自己との闘いというか修行の成果を試す道場と捉えた方がしっくりきそうでした。

こうしてみると全話通してタイムリミットの設定をきっちりして時間との闘いみたいな要素を明確にするかなんかしてハラハラ感があった方がより愉しめそうな感じがしました。だって主人公寝る間(自分の生活)も惜しんで滅私返済にいそしんでる様は、普通体壊して死ぬぞと思えますもの。

借金の金額考えたら大学生が背負える金額なんかじゃ決してないですものね。ハードルがいささか高すぎて中盤絶望的とはいきませんが暗く重たい方向に引っ張られましたから。光明らしきものがチラリと見え隠れしていればドヨヨン感が薄らぐんですけど唯一の救いは信じられない程の主人公の明るい性格のみですからねえ。途中貧乏からは永遠に抜け出せれないけれどめげずに明るい人生をいかに送るかを指し示すドラマかと思えたくらいの高いハードルの設定でした。

それを返済するんだからありえない展開に走らざるを得ない設定になったようで調子良すぎの印象が大分ありました。最初はともかくとして、1000万円からの展開はオムオムさんが幾つかの条件を提示してそれを毎回クリアしていけば返済完了というロールプレイングゲームみたいな展開になっててくれればチームも組めてる訳ですし毎回それなりに「今日は何面クリア!」みたいな一歩づつ進む達成感が得られたような気がするんですけど。

全体に流れる空気感は人を慈しむことの大切さを表現されてると感じた訳ですが、アットホームなファミリーの物語にも見えたりして金より大切なものは存在するというのは理想(空想)を真面目に追いかけている現代のドンキホーテのようにも映りました。そういう意味では予想を覆す発言や行動ばかりする主人公は見ていて面白かったです。ポジティブとはこういうことを言うのかと思うと私には発想の転換以前に生まれ変わらないと無理なような気すらする意外性の塊のような人でした。そういう意味で、ありえない人間にきちんと血と智を通わせた小栗さんは一生懸命の似合う役者さんなんだなと感じます。

にしても最後の結婚式イベントは予想外な展開ではありましたがそんなんありなのと疑問符がついてしまいました。山田優さんの存在感に興味があって観始めたドラマという動機なので、ホントにこれでいいのかという感想を抱いたのであります。ついでのハッピーエンドとまでは云いませんがおまけの印象がどうも拭えませんでした。そういう部分を差し引けばそれなりに愉しいドラマではありました。でもこんな奴絶対いないとは今でも思ってますけど。

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