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失言

最近「失言」というものがキーワードになっている。(基本芸能ニュースに関してと思ってください)

全部ひっくるめて「失言」というけれど、実は色んな種類があるんじゃないのかと思えないでもない。

*つい

喩えて言えば、人前で鼻が鳴った・腹が鳴ったというような締まりが緩くてつい出てしまったもの。これはもうどうしようもないと云うか生き物ゆえしょうがない部分もあるんじゃないのかと。俗に云う「ノリでつい」といった類のものであろうか。公私の区別が曖昧だからという批判も存在するのは理解できるが、有名人に関して云えば、「裏表のない」という仕事とプライベートの境界線が曖昧な人ほど好感度が高く評価される風潮を考えればやむなしと思えるような気がする。

*知らなかった

差別発言ほどではないにせよそれを述べることが社会の中においては非難される言動だという知識がなかった。若気のいたりというべきか、社会の中において未成熟であるものをどのくらい許容するのかという尺度が問題になる。

一度の過ちで許すまじという社会であるならば刑務所はいらない訳で、更生なぞないということになる。武士の倫理ならいざしらず、今の世は出直す機会を与える社会なのだから、大目に見る度量が必要だと思う。批判が優先で更生・是正を求めるのが後になっている風潮に疑問を感じる。

*昔の感覚のまんま今に至ってる

時代とともに失言という範囲は動いている。その変化に対応できず(しないで)公共の社会の中でいることから生じる発言。結果的に「つい」と同じになる訳だが、あちらは経験値の少なさゆえ、こちらは進化を放棄したからであり、あまり許されるものではないのかもしれない。

*確信のうえ

これを言えばどうなるのかどうなるのか予見したうえでの発言。これは言動のテロともいえる場合もあり、正否は問われなけばならない。

*操作されて

発言の一部だけを抜粋操作して発言者の意図からはずれた、ある意味捏造されてしまったもの。良心的に行われる事は少なく多くは悪意または聞き手の都合に合わせる為に行われることであろう。俗に云う「はめられた」という奴でしょうか。こうなると犯罪と呼ばれてもおかしくない訳で、泣き寝入りするにはしのびない話しである。だが世間体というものが壁となって闘いづらい環境になっているのだろうなと。日本的な発想からすれば、仕掛けられた人の対応手段は「恥」・「潔い」という精神性から離れた行動だから後ろめたい想いが払拭されないんじゃないのかと。仕掛ける側は「卑怯」という概念はとっくに捨ててるのに。

おそらくはまだこれ以外にも分類できるのであろうと思われるが、雨と云っても数限りない表現がある日本語なのに「失言」という一種類でしか表現しえない現状に最大の問題があるように思えてならない。

実際使われている言葉としては、「暴言」・「失言」・「問題発言」・「爆弾発言」などなどこのほかにも色々とある。そういう意味では「失言」だけを取り上げてどうのこうの云うのはおかしいのかもしれない。政治や経済の分野では確かに使い分けられている。だけどたんなる社会ニュース(特に芸能)なんかでは現実に全て同じにされてるように思えるのですわ。新語が欲しいとは思わないですけど状況が分かる表現が欲しいなとは感じてる今日この頃です。

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