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ずらかづらか その1

「そうズラ」で御馴染みの「ズラ」。遠州弁ではもう絶滅種の表現ではあるが、以前使われていたことは確かであり、一応残しといたほうがいいのかなということで。

ふんで、問題は「ずら」なのか「づら」なのか。言う分にはそんなのどうでもいいことだが、書き残すとなると選択に悩むものである。共通語においても鬘(かつら)の事を略してズラと呼ぶように「づ」と「ず」の境界線なんぞ曖昧模糊で構わないのだろうけれども。

それでも現在遠州弁では、「だら」が主流であることを考えれば、同じタ行で変化してきているのではという考えもある訳で。そういう考えでいくとここは「づら」で押した方が自然かなと思えなくもなし。じゃによって私のブログにおいては出て来る事はほとんどないだろうけども「づら」でいこうかなと思う次第で。

遠州での「づら」が山梨とか静岡県東部の現役「ずら」と同じものだったのかは、多分一緒だったんだろうけども確かな事は分からない。

ちなみにあるところでは古語の「うずらむ」の変化したものと説明がなされており、正しくは「ずら」なのであろうか。推量の助動詞「うず」+推量の助動詞「らむ」の合体形であるとのことだが、それでも私は「づら」でいきたい。解釈としては完了の助動詞「つ」+推量の助動詞「らむ」の合体形という解釈の方を取りたい。何故なら「づら」は推量としての使い方に限らないからである。例えば

「これ便利だで買ってくづら」(これは便利だから買っていこう)

といった風に。必ずしも推量の(買っていくんだろ?)ということになる訳ではないのだから。

推量+推量=主体の判断とかいう公式があるのなら「ずら」が正しいのであろうが。どうなんでしょうね。

ちなみに完了の助動詞「つ」は「石炭をば早や積みはてつ」の「つ」であろうか。この根拠でもって「づら」だと言っているのでありこれを遠州弁に変換すると「石炭はあ積み終わったづら」となる次第で。

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