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斉藤さん第七話

今回は病院内を舞台にした共同生活におけるマナーとお互い様の精神の欠如に鉄槌を食らわす斉藤さんのお話しで、それを今回はメインで懲らしめるのかなと思いきや、真のターゲットは別にあり。今度は柳川さん。しかも旦那でホントの権力者。

こんだけ誇張された善悪を振り分けた状況設定だと私でも分かるくらいの勧善懲悪の病室の空気でした。病室内のお話しは、要は公共性の問題であり、権利を主張する事よりも公共の場にいることを自覚して思い遣りを忘れないようにする事が大事。そのためには自己犠牲(不快や不自由)を享受すべきであるということでしょうか。正しく正論でぐうの音も出ない発言でした。説得力ありましたなあ。ホント言える勇気がすんばらしいです。

ただその後の柳川さんの個室問題でお婆ちゃんの娘さんのありがた迷惑という話しを聞いてしまうと切ない話しでこれもまたぐうの音も出ない言葉でした。正義は必ずしも歓迎されるわけじゃないというのでは鉄槌を振り上げる手も鈍ると云うものです。ドラマ的に素直に感謝されたほうがすっきりするんですけどそんな世の中単純じゃない。斉藤さん見て感激したからといってこんな奴が増殖したらいい迷惑だよと云わんばかりの様にもとれてしまいます。

それにしても柳川の旦那。秘書とはうって変わって正論には素直に頭を下げる気風のよさを見せつけたんですけど、はたしてそれなりの賢人なんでしょうかそれとも人前では猫を被る妖怪狸なんでしょうか。傾き加減はワルの方に傾いていそうな気がしますが、展覧会中止とかこいてるとこ見ると最終ボスキャラなんでしょうか。逆に良い人だったりなんかして。んなわきゃないかあ。まだまだ登場しそうなキャラクターのような予感がしてきます。

子供の画の一件に関しては、絵は良いものを善とする。観てより感動するものを善しとする。至極当然なことであり、決定が覆ることになろうともそれは正しいことだと思います。たとえぬか喜びで子供が泣き叫び嫌な記憶として残ろうともです。と、私は思います。芸術は残酷なものだということでしょう。なのでドラマでの一件落着の仕方はなんだかなあという思いです。

話しはがんこ飛びますが園長先生の一卵性双生児の院長先生。古田さんの本領発揮って勢いでお気に入りです。お母さんばかりの世界でぱあっと一輪の明るい花が咲いてるようなアクセントで好きですわ。普通は野郎ばかりでその中に咲く一輪の花は女優さんのお仕事ですが、女性ばかりばかりだから逆なんでしょうね。しかも色男ならぬ色物男でインパクト大。それでいてドラマの雰囲気壊すことなく変な空気振りまいてる様が堪りません。

観月さんはもう斉藤さんばっちりです。決して我儘に聞こえない誠実さがよく映えるお方です。一所懸命で実直(裏が無い)さが滲み出ていてホント厭味がなくて観ていて気持ちいいです。

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