薔薇のない花屋その7
ここまでくるとさすがに、アットホームな恋物語のお話しではないと云うのは私でも分かります。
裁判をひたすら回避しようとした理由は今まで生きてきた過去を思い起こしたくない知られたくないからかと思いきや、雫とは血の繋がりがない(確定ではないが)からだという驚愕の事実が判明してしまう事を恐れたからという展開の回でした。それにしてもそれが分かる状況は劇的でしたねえ。美桜(竹内さん)の動顚した仕草が印象に残りました。
英治が院長先生に問い詰められて「はい」と答えた理由は、生むか否かで彼女(ユイカ)から相談を受けて「生みなよ。」くらいのアドバイスをしてしまったことに対する後悔の念からなのでしょうか。
それにしても、じゃあ男親はどうなったんだという疑問は残ります。この答えは提示してくれるんでしょうか気になるところではあります。
「全ては夢。」というセリフが未来と今の架空の家族愛に包まれた環境を言い当てている言葉なんでしょうねきっと。おばあちゃんも娘も血の繋がりのない擬似家族。いつか終わるであろうと云う漠然たる不安と確信。恋人すらも擬似だと悟ってしまっていたから近寄ってきた理由が分かったとしても夢だからと許容してしまう。
切ないという尺度を越えて大人になってからのおままごとを真剣にやってる不気味さすら感じてきました。我が子としたのは雫(友人の子供だから)のためを思ってだったのか自分の家族を求める強い欲望から発したものなのかそこいら辺りはとても気になるところです。
そうはいってもおままごとが終わる頃には母親がご飯ですよと普通は呼びに来るもんです。最終回辺りには誰かが英治を呼びに来るのでしょうね。でないと浮かばれませんて。
それとも、裏の裏をかいてやはり雫は英治と彼女との子であり、死を覚悟しても生むと決意した彼女が、もし会えなかったことを考えて生まれてくる我が子に向けたメッセージのビデオだったんでしょうか。
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