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そのときは彼によろしくその3

この映画に関しては、映画館で観て直ぐにその1その2を書いたので、非常に独断的な解釈と思われたらしく、これ以降きちんと何度か納得いくまで見直した上で感想を書くことの大切さを知った訳です。記憶力が良い方ではないので、うろ覚えだった部分もあり曖昧模糊とした表現は読む人を惑わす(意図から外れる)ことになるのだと。

そういう反省点を踏まえDVDで見直した後、今回改めて書き興す訳でありますが、あまり感想というかイメージに変化はありませんでした。再確認できたといえば、やはり秘密基地やお店の水槽の存在感といったセットや背景のきめ細かさが改めていいよなあと感じた事です。

お話しの展開はやはりファンタジーの領域ですし、小学校の頃の思い出が最後の別れを告げる拠り所というのもそんなんありかなのかなあと無理っぽくも感じるし。(原作を読んでいる訳ではないのですけど)原作では中学生という設定らしくそれならなんとなく分かるような気がするんですけどね。

二人が覚醒する様は正にファンタジーの醍醐味というタイミングなのですが、それは物語の根源ですからそれに対してああだこうだ云うつもりはありませんし、これでいいんだと思っております。

ただ花梨の決意と想いというものが、或る日突然智史の前に現われることから始まるというのがなんだかなあという気持ちになります。HPでサイドストーリーが綴られていますが、やはり花梨の強い決意と覚悟と云うものをきっちり描いた上で智史の許へ現われるというほうが説得力があるような気がします。花梨が謎多きままで終わってしまった印象でした。この映画の主人公が智史であったとしてもそこのところははしょらず描いて欲しかったところです。

ここから先はオヤジの意見になるのかもしれませんけど、仮にもトップモデルだったくらいの美女がひとつ同じ家で階を違えども寝泊りするわけですから、そういうときの心の動揺とか心理戦とかを素直に描いて欲しかったとこです。聖人君主過ぎて人間らしさが薄れて見えて。まあそういうとこも含めてのファンタジーなんだよと云われてしまえばそれまでなんですけんど。そこらへんが綺麗過ぎて魚棲まずって感じで感情移入がしづらいのかなとも思えるんですわ。別に寝込みを襲えとか覗けとか云ってるんじゃないですよ。なんで素直に現状を肯定してしまうんだということです。智史は最初花梨だと気づいてない訳だし、見ず知らずの女性が自分のエリアにいるぎこちなさといったものをもっと表現して欲しかったということです。

全体的な流れで言うと、導入部分から智史の許へ向かうまでは花梨の一人称で、智史と出会ってからは智史目線中心で物語が流れていってくれると嬉しいなということですよ。

結論としては私には現実世界の中で発生しているファンタジーが向いてないということなのかもしれません。ありえない世界なら徹底した方が好きなんでしょう多分。こういう世界をタイプとされる方にとっては私のような考え方は確かに夢がない邪道だということでしょう。納得しました。

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