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となりのクレーマー

日曜日の16時。いつもだったらゴルフ中継のお時間タイム。私はゴルフしないのでテレビを見る習慣のない時間。

今日はドラマだということで食いついきました。期待してた訳じゃないけど観たらはまってしまいました。見終わってなんか勇気と言うか元気をもらえた感じがしましたよ。

現実の中におけるHIROがそこにいました。「仕事」と言うものに関わる限りどんな職業においても光と影はある。クレーム処理なんてそのもっとも忌み嫌われる影の部分じゃないですか。それを真正面からぶつかっていける精神力を有する主人公は正しく私から見れば偉大なHIROですよ。

様々なクレームを描いていて、我が身にもし置き換えてなんかしたらもうドヨヨンとなってしまって見るに堪えないんですが、筧さんのお芝居がある意味感情表現をしない(ロボットの一歩手前)演技で傍観者的な立場で見ることができたので助かりました。「こんなのいちゃもんだろう。」とか「そりゃ店員が悪いよ。」とかなんか野球の中継とかで勝手に監督やってるようなのと同じ感覚でした。

なんでもかんでも謝らない。是々否々を明確にすることによって立場態度が恒に変化しない。出来そうで出来ないことですよねえ。最初強気、もつれるほどに弱気若しくはどうでもいい。それが現実じゃないですか言うほうも言われる方も。つまり根気比べみたいなもんなんですけど、主人公みたく「恐いさん」に対しても一貫した姿勢というのはドラマの中でも言ってたけれど「覚悟」というのが必要なんでしょうね。ちょっと私には無理っぽいです。雪降る夜のブランコは見なかったことにしてあんたはスゲエと。

でも「人間だから分かり合える。」というセリフはそうだよねーと感じます。クレームを直ぐというかその場で済ませたいが故に立場からしかものを言わないということは人間らしくない行為なんだなあと。突き詰めれば人を好きじゃないとなにも解決しないということなんでしょうね。買いたい客と売りたい店員という立場でしか会話をしないから、酔っ払いさんの「昔はよかった」ってセリフに繋がるんでしょうか。満足しに来た人と満足させたい人が会話をすればお互いの利害も繋がるってことなんでしょうね多分。満足なんて人それぞれで千差万別なんですから、それを知るには多くの人と出会うという経験が必要となるんでしょうね。

時間というか長い眼というものが大切なんだろうけれど、短期に結果を出すためのノルマやマニュアルとかで縛られてがんじがらめになってるのが現実のような気がします。そう思うとやはり今の世の中間違ってるような気がしますんですけど気の迷いでしょうか。

奥さんへの保育園でのクレームにしたって「任せる・委ねる・信頼する」といったことが出来ない「自分しか信じない世の中」というのも切実に身につまされます。結局奥さんは辞めざるを得なくて挫折してしまった訳ですが、そこらへんがやけにリアルで、なんかの研修ビデオとかと違ってなんでもかんでも無事解決するほど世の中は正しくないといってるようにも勘繰れてリアル感が増します。

石橋蓮司さんが主役じゃないかと思える程インパクトがあったんですけど、他のクレーマーさんも上手い役者さんばかり配置して、こんないい作品、この時間帯じゃあ勿体ないんじゃないかと思いました。東海テレビさん制作のドラマだからなんでしょうか。「ガンジス河で・・・・」もメーテレさんであんな深夜と呼べる時間帯だったし、地方局の悲哀なんでしょうかねえ。いいものに対してはもっと優遇しろ!責任者出てこい!って見てるそばからクレーマーになってどうする。

そういえばエンディングで奥さんが「貴方もクレーマーにならないでね」ってみたいなこと言ってたっけ。ま、自分だけはならないように努力することが肝心かあ。

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