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*だあだあ その1

大量に・物凄くに・収拾がつかない・制御できない・際限なくなどの状態を表わす。ごく稀に支離滅裂な状態を示す場合もある。

「雨ん多いと屋根ん雨漏りだあだあでえ。」

 (雨が多いと雨漏りが凄いんだ。)

「もうね欲の皮んつっぱった衆ばっかだもんでえ、セールなんかやったらはあ売り場だあだあんなるだにい。」

  (業突く張りばかりだから、安売りなんかしたらもう売り場無法状態になっちゃうんだよ。)

英語とかを流暢に操れるようなことは「ペラペラと」表現するが、方言を出さないようにとしても共通語になりえてないことは「方言だあだあ」と言う風な表現になる。

「だあだあに広い」を共通語で表現すると「だだっぴろい」が近いので、共通語の「だだ」が「だあだあ」に変化したと考えられる。

「だあだあに洩れる」=「駄々洩れ」

しかし「だだ」は単独で使われないが「だあだあ」はそれだけで意味が通じてしまうところがあるので必ずしも同じだとは言い切れないところがある。「だあだあでえ」と言うが「だだだよ」とは言わないということ。

例文

「明日行くだって?」

  (明日行くんだって?)

「なんで知ってるよを。」

  (どうして知ってるんだ?)

「○○そうゆっとったにい。」

  (○○がそう言ってたよ。)

「もー。あいつに物ゆうとだあだあに洩れるで嫌い。」

  (もう。あいつに喋ると駄々洩れになるから嫌なんだよな。)

「土産期待してるでねえ。頼むにい。」

  (お土産期待してるからね。よろしく。)

「しょんねえなあやあ。」

  (もーまったくう。)

注、「だあだあに洩れるで」は普通「だあだあんなるで」という言い方の方が多い。

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