« *こすい | トップページ | *頭やってきた »

天然コケッコーその2

結局金曜の夜から土日と観まくりで、モッ○ガー○最終話(静岡県は関東より一週間遅れ)録画忘れてしまったくらいはまってしまいました。天然コケッコー。

「そよ」というキャラクターが都会では生息でき得ない貴重種とはいえ、その生息地である背景の田舎に対して、憧憬でも懐かしみでもなくたんたんと映されているところが好きです。そこで実際に生きてるリアリティというものが感じられて心地いい空間なんですわ私には。細かくこのシーンがどうたらこうたら講釈述べて観るようなものじゃない気がしてるのでお気に入りのシーンとかはあるけど書かないでおこうと。ただ漠然と観るのが心地いいのですわ。

こういう作品の数が少ないのは、映画というかドラマなんだから波乱万丈でなくてはいけないからなんでしょうか。でもそんな道理はない筈で、ただ普通な事を映画として描く事が難しいだけではないのかと。

でもですよ、この映画の中にいる当たり前の普通の人間にとっては進学・恋・卒業とかいうこれくらいが最大級の波乱だと思うんですよ。ましてや大人と子供を使い分ける矛盾だらけの時期を描いているわけですから、それこそ箸が転んでも可笑しい感情の起伏が当人にはあるのだから。切り取り方ひとつで充分万人に伝わるなにかが存在できると思うんですよね。それに作り手が大人になって忘れかえってしまったか、正に今丁度その時代にいる子供たちの心象というものを理解できるかどうかという頭の柔軟さが要求されると思うんですけど。この作品に於いてはそのどちらかは見分けがつきませんけど作り手の側の頭の柔軟性があるんじゃないのかなとは感じます。

そういう意味でこの映画は当たり前な波乱万丈を上手く描いている作品だと思うんですよ。主人公が女子なんで私には基本何考えてるか分からないんで感情移入して観れる訳じゃないからのめりこむわけじゃないんですけれど。なんか適度な距離をとって観てるって感じなんですけども、コメンタリーで監督さんも言われていた男目線で描いてるというのを感じますんである意味正々堂々と「そよ」を眺めていました。

こんな繰り返し観るのってSG以来ですわ。しかもオーディオコメンタリーも面白くて同じ画面で二度美味しい状態なんで繰り返しできるんですなこれが。米国映画とかの超大作こそが映画の醍醐味と信じる方にはホントつまんない映画なんでしょうけど、日本人でしか表現出来得ないものを好む人には丸はまり系の映画ですわ。海外に持ち出して海外の人に理解されるんでしょうかねえという疑問というか自負は残りますけど。

DVD特別版というのを買ったんですけど気に入ったのでもっとディープにいこうかと豪華版ってのもあるのかなと思ったんですが、これ一種類のみでした。残念です。でも監督さんも夏帆さんもこの映画に対する愛情というものが伝わってきて見ているこちらも気持ちが良くなる感じにさせてくれます。あ~やっぱ映画館で観たかった。

|
|

« *こすい | トップページ | *頭やってきた »

3・DVD」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/17459763

この記事へのトラックバック一覧です: 天然コケッコーその2:

« *こすい | トップページ | *頭やってきた »