« 医龍 | トップページ | しょんない駄洒落 »

ヨッコイショーいち

完全に死語だと思っていたのですが、こないだTVドラマで若き女性がセリフとして頻繁に使われていたことにより再び周知されたので未だ完全ではありません。

当時の一連の横井さん関連のお話しの中では「恥ずかしながら帰ってまいりました。」の方が当時を知る者としてはインパクトが強かったです。

その後小野田少尉が帰還されたニュース映像は衝撃的でした。日本人誰もが失ったのか忘れたのか、とにかく「凛とした」という表現がピタリと当てはまるたたずまいを感じたのです。「平和ボケ」という言葉も当時良く出回った記憶もあるので失った何かを自戒する念が小野田少尉を見て日本人皆湧いたのかもしれない。でも戦後の日本をタイムスリップしたかのように見えたであろう小野田さんがブラジルへと居を移されたというニュースを知ったとき、日本人は驚いて思い出しただけで、あらたむることはなかったんだと感じました。

テレビなどのドラマでタイムスリップして戦後の日本をみた軍人さんが「俺たちはこんな祖国になる為に命を捧げたのか」と愕然とするというお話しを何度か見たような記憶があるのですが、まったくの作りもののウソということではなさそうです。

大東亜戦争終結後、帰還・生還されなかった方々は横井さんのようにサバイバル生活を余儀なくされて生を全うされたり、小野田少尉のように命令としてゲリラ戦に戦後も従事されたり、彼の地に残り民族解放のいくさに身を投じられたり、映画のように僧侶としてや普通の民として第二の人生を歩まれたりと様々な人生を歩まれたそうです。

それらの方を決して比喩や揶揄して冗談にするということが良い筈が無いにも関わらず、「ヨッコイショーいち」というギャグが生まれたのは、ひとえに横井さんの明るいお人柄によるものなのでしょう。もしかしたらこれが死語にならず生き続けていられればこういう戦争の後始末と言うお話も消えることなく語り継いでいけるのかもしれません。

|
|

« 医龍 | トップページ | しょんない駄洒落 »

4・死語の世界」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/16737621

この記事へのトラックバック一覧です: ヨッコイショーいち:

« 医龍 | トップページ | しょんない駄洒落 »