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出るトコ出ましょ!

単純になんで単発なんだろうと思ってしまいます。弁護士野中のキャラが物凄く立ってるし、それを取り巻くスタッフのキャラも極端だし。これ一回で終わりはなんかねえ、もっと見たい気もするんですが腹八分目がいいということなんでしょうか。

もうなんか水戸黄門の印籠の世界みたいで、金にならない仕事はしないとかで腰をなかなか上げないけど、一度動けばあっという間に解決という、完璧なお約束が成立するドラマだと思うんですよ。またその腰の上げ方が笑えるんですよね。

イメージ的にも谷原さんが演られているので爽やか(?)だし、堀北さんも小池さんも温水さんも感情的な厭味がないし。後に引きずらない気風のよさが感じられて(温水さんは?だけど)はい次って感じでテンポが速くて心地良いし。

原作マンガは読んでませんので誰が主人公なのか知りませんが、私には間違いなく弁護士野中が主人公に見えるんです。なので、後半の潜入の高校生静の活躍は私的には不要かな(堀北ファンの方御免なさい)と感じました。あくまで高校生静は野中が印籠を出すためのトラブルメーカー的な起爆役として存在することに特化した方がいいような気がしました。いや印籠と言うより大魔神って言うほうがいいかもしんない。とにかく弁護士バッヂ見せつけて聞いたこともないような専門用語早口でまくし立てられちゃあハハアとなるしかないとこがやけに爽快で見てて愉しいです。

しいて突っ込みをいれるとしたら、制服マニアの理由が「三年間の思い出が詰まった制服に云々」といっときながらなにも沁み込んでいないフィギアを愛でるのは矛盾してるような。

それと高校生静が転校したらセーラー服の学校だったので激高してブレザーの高校に再度転校とさせて欲しかった。そうすれば堀北さんの制服姿セーラーもブレザーも両方楽しめたのに。全て作品見てるわけではないんですが、「野ブタをプロデュース」でも「ケータイ刑事」の時も「花ざかりの君たちへ」でもブレザーで、セーラー服って「三丁目の夕日」くらいしか記憶にないんですよね。

堀北さんっていえば安アパートが似合うんですよね。それでいて現実的には数多(あまた)の「若手女優」と呼ばれる人たちの中で一番「女優」らしい方なんですから、そのギャップを考えると本当に演じるのが上手い人ですよねえ。感性とか感覚としてではなくプロとしての演技というものを感じます。めげない・へこたれないという芯の強い役が印象的です。歌は凄いしぶりっこもできるしチャイナ服も着たりとサービス満点だし。プロ根性を感じます。でもこのドラマは弁護士野中が主人公の方が私のタイプです。

谷原さんの野中役もいいですよねえ、制服マニアの顔と弁護士の顔の切り替わりが瞬間的でかつ自然で思わず笑ってしまいます。最後の方で事務所から飛び出す時なんか受付にある机ハードルみたいにサッと飛び越えていったりライバル小泉との負けじ魂炸裂とか親爺との確執とか、とにかく気づいただけでも4つ5つ顔というか表情を変えてたからこそこのキャラが生きてますわ。谷原さんのコメディーというのも面白そう。

小池さんもドロドロ・イジイジしてなくていいですよねえ。高校生静と野中の二人のコンビより三人トリオのほうがギャグとして可笑しいですから。

皆さんシリアスなお芝居も得意とされてる方ばかりですし弁護士という人の悩みと戦う職業とはいえ、そういうシリアスな面は強調して欲しくないですね。あくまでコメディーに徹してもらいたいです。

忘れてました。情報屋の報酬には笑えました。類は友を呼ぶって感じで納得ですが、だからと言ってなにも遠藤憲一さんを使わなくてもと思いました。もったいない。

やはり2時間で収めるには大分駆け足過ぎて野中と静の関係の深まる過程とかが稀薄に感じられて、もっとじっくり描いたほうが私の好みでした。フジテレビだから金田一シリーズみたくちょくちょく特番としてこの作品の続きが見れれば有難いです。連ドラで全11話の方がもっといいですけど。

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