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*おぼわさらん

「覚わさらん」・「憶わさらん」意味は憶(覚)えきれない・おぼえられない。

「さ」が省略されて「おぼわらん」という言い方もある。ニュアンス的には「おぼえれない」で「おぼえきれない」といったイメージが薄くなる。

古典的(滅茶苦茶ですけど)だと「おぼえようと決意する」(おぼわさらむと欲す)みたいな感じになるのであろうが遠州弁ではその逆で「おぼえられんわ」という感じになる。

打ち消し表現ではない「おぼわんさった」だと「お覚えになられた」みたいな丁寧な感じに聞こえる。もっとくそ丁寧にするなら「おぼわらんさった」。より強固に丁寧(省略なし)で言うならば「おぼわらされなさった」とかであろうかまあ普段こんな言い方することはないが。

「おぼえる」は「おぼわる」

「おぼえす」・「おぼわす」は「おぼえようと」

ややこしいのだが「おぼわん」だと「おぼえない」という意味になり「おぼわんさる」だと「おぼえなさる」と名古屋っぽくなる。なのでこれは名古屋系の表現なんだろうかなと。

例文

「試験どうだった?でけた?」

「だめでえ、ヤマかけただけどおぼわさらんかったもんで意味んなかった。」

「ヤマはあたっただ?」

「うん。」

「じゃアホじゃん。」

「そんなことあらすけー。ここ出るって分かったったのは凄くない?」

「予想当たったって馬券買わにゃぁ当たったたあいわんの。それと一緒。」

「そんなこといわすとお。いっこぐらいいいこんみつけんとやってられんて。こーいうのポジティブっつーだに。」

「なにこいてるだ。結果が全てだらあ。そーゆうの能天気っつーだあ。」

鈍感力という言葉に魅かれるがなんでもかんでも鈍けりゃ良い訳ではなかろうて。今回は簡単なので共通語約は省いてみました。遠州弁のテンポ感をお楽しみください。ポイントは「たった」というところ。

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