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かもめ食堂

忙しなく生き急いでる人が観たら、この映画の中で流れる時間の早さや使い方に癒されるだろうなと確かにそう思えます。急いでる自覚の無い人がこの映画を観て、振り返るほどではないにしろ、立ち止まって一息いれる感覚を感じたとしたら、多分それは無意識に急いている証明なのかもしれません。

2005年つい最近の作品です。脚本・監督は荻上直子さん 原作は群ようこさん 出演は小林聡美さん・片桐はいりさん・もたいまさこさん・ 他フィンランドの皆さん

タイトルの、かもめ食堂 ruokala lokki となっているんですがかもめ食堂はともかく次が読めません。なんて読めばいいのやら。劇中のアタマでフィンランドの方の会話の中で言ってるんですがよくわかりません。

お話しに関しては何も言う事はありません。別にネタバレだとかひねりが効いてるから書いてしまっては興ざめしてしまうという事ではなくて、刮目しないで見よって感じですかねえ。プールの中で泳ぐのではなく水の上にプカリプカリと浮いてただなんとなくお空を見てるそれが意味も無く気持ちいいという具合でしょうか。

キャラクターというかキャスティングの勝利の映画でもある風に感じます。小林さん効いてます。もたいさんが入って一瞬やっぱり猫が好きをイメージしてしまいがちになりそうにもなったんですが、いい意味で独特の空気感を持ち込んでる感じがして悪い気はしないです。もたいさんの泰然自若とした姿勢と歩き方、小林さん独特の間、片桐さんの急いた感じ、バランスがいいんでしょうね。

画的にも、最近のキャメラが横着こいてスパンスパン切り替わる映像と違って、極めて落ち着いています。けれんが無い分役者力が要求される画ですからもたいさんの不気味さは重要です。

勿論単なる癒しを追求した作品と言う事ではなく、(家族を含めた)誰かの為に生きているのではなく、自分のために生きている様を描いている訳ですから、それなりの人生のあり方を問うているという部分もあるのでしょうが、そのことについては私なりに考えてしまうこともあって長くなるので別に改めて。

私は今のところは急いてないようなので、15秒CMのほうで充分かなって感じですけど、生きてく上でなんかあったら薬箱の常備薬として使いたい映画です。絆創膏や消毒薬というより、効いてるのか効いてないのかなんかよくわかんない漢方薬(馬鹿にはしてません)って感じですか。じわじわとなんとなく。

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