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*おやす

「体おやいちゃ元も子もないだで、ほんと健康にゃちゃんと気いつけんとかんだにぃ。」注、にぃは語尾上がる

  (体壊したら元も子もないんだから、健康には充分気をつけないといけないよ。)

遠州弁では「おやす」は、壊す・不調・病気になるという意味。共通語の痒す(おやす・意味は衰弱させる)になんとなく近いのでその変形か親戚と勝手に想像してしまう。

主に人に対してしか使わない言葉で、物や道具などに対しては普通使われないが、一部の集落では凡ミスで何か壊したりした時「やいやいおやいちゃってー」(失敗して壊しちゃったよ)という風に使う所もある。らしい。

よく使われるフレーズは「腰おやいちゃかんでやめな」又は「腰おやすでやめな」いづれも無茶するなという意味。

例文

「腰おやいちゃって、重いもん持てんくて、ほんと仕事んならんくてやんなっちゃう。」

  (腰痛めちゃって、重いものが持てなくて仕事にならなくて困っちゃうよ。)

「あんまし無理するじゃないにー。無理こいて他んとこおやいたら目も当てられんくなるだで、ちーと養生しんとかんら。」

  (あまり無理するんじゃないよ。無理して他のとこまで悪くしたら大変なんだから、少し休んだほうがいんじゃないの?)

「そんなこんいったって代われる奴なんかおりもしんに。納期間に合わせんとかんだもんでえ、休むにしたってそん後だあれ。」

  (そんなこと言ったって代わりが居ないんだからやるしかない。納期に間に合わせないといけないから、休むにしてもその後だ。)

「医者には行きなよお。そんぐらいは時間とれるらあ。」

  (お医者さんに診て貰いなさいよ。そのくらいは時間取れるでしょ。)

あらゆる仕事において、最もやる気というか強迫観念をそそるのが納期・期限である。下請けに限らずこれを守る事が美徳とされる日本人の仕事の基本。であるが、「仕事を愉しむ」とはかけ離れてるように思える。達成感があるからいいんだよという人もいるが、ひとつ終ればはいっ次っ!て感じの繰り返しで充実感はどこにあるんだろう、給与明細か?。目先ばかり追って先が見通せない長期的な展望を図る事が日本人は苦手だとしたら、その原因のひとつはこういう仕事振りにあるような気がしないでもない。

とにもかくにも、「体おやさんようにしんとかんにぃ。」これが一番基本。

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