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Love Letter

1995年公開作品、脚本・監督は岩井俊二さん、出演は中山美穂さん、豊川悦司さん、酒井美紀さん、柏原崇さん、はん文雀さん(字がなくてすいません)、篠原勝之さん、加賀まりこさん、他

凄くいい映画です。ストーリー・役者さん・画三拍子揃ってます。テーマは決別と追憶でしょうか。

*画は篠田昇さんです。のっけから活動写真です。テレビ画面サイズでかも片手にリモコンなんぞ持って見たら確実に楽しみが伝わらないこでしょう。光が柔らかくて雪のある景色が多いのですが、青が綺麗でが突き放すような冷たさは感じません。茶色が落ち着きますので室にさす日差しにぬくもりを感じます。明確にではないんですが博子に青、樹には茶色を基調とされてるのでしょうか、早い展開になってもどっち?と混乱する事がありません。とにかく美しい画です。

私がよやらかすCD聴きながらの無声映画状態の視聴がこの作品では出来せん。つい見入ってしまって結局普通に見てしまうからです。

*「中山美穂」を愛でる映画です。博子と樹(イツキ)という二役を演じられてます。この二人をどっちが好きかというのはさておいても可愛いと感じられないと損でしょう。

*ストーリーだけ追い掛け回しても面白いです。一通の手紙から始まる話しがどんどん膨らんでいってエンディングに至るまでこうなるだろうだろうという予測がつきません。何度見返しても私ごときの知能では荒が発見できません。

*何故か10年も前の作品なのに古さを感じません。衣装・風景に統一があるからでしょうか映っているもの全てに神経が行き届いているらなんでしょうか。時代に関係なく生きている映画です。

*豊川さんはウマイです、例えとしてうまい芝居が右に、自然な演技が左に向いてるものだとしたら、見る側にはっきりと分かり易くするために現実と離れていってしまうお芝居と、本来架空の人間に息を吹き込み現実に近づこうとする演技。その芝居と演技という別の方向を向いてるおもりを両手に持ってバランスをとってるやじろべえ。豊川やじろべえは抜群のバランス力を誇っております。

あと、チョイ役(御免なさい)の方達は一発必中のキャラが立ってる方ばかりで、ともすれば単調になりがちな全体の流れにアクセントをつけてくれています。塩見三省さん光石研さん鈴木蘭々さん、(名前がわからないので役名で)浜口先生がお気に入りです。

突っ込みをいれたいとしたらエンドクレジットが漢字でない所です。それと最初だけでしょうけど、酒井さんが大人になると中山さんになるといのも似てないと言うか無理があるというか違和感を感じたのは確かです。でも何度も見る内に気にはならなくなりましたので些細なことではあります。

本当に自分にとって大切な映画に出会いたくて色んな作品にチャレンジしているのですが時々何がなんだか判らなくなった時、この映画を観て修正というか元に戻すというか・・まあそういう作品です。ということは

私にとっては「この作品じゃない」ということになるんですが・・・。

でもこの作品を否定するのは、邦画はどれ観ても詰まんないと言ってるのと同じことだと思うのです。私はひっぱられるんですこの作品に。

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