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虹の女神

映画館で観て、DVDでも観直して観ました。

作品が好きだと云う前提で以下の話を進めさせて下さい。

ストーリー上、あおいを殺すことはなかったような気がします。セカチューでは、亜紀の病気が進行し、絶望的な姿を病室で垣間見て逃げてしまった朔が、勇気と覚悟を振り絞り、再び亜紀の元へ向おうと決意する祭りのシーンが印象的で好きでした。

この物語においても、あおいが飛行機事故でもなんでも、とにかく生きていて体に深い傷・障害が残る、帰国した姿を見て智也は、引いてしまう。それでも他の女性と交際しても上手く行かず、あるきっかけで自分のことを、本当に理解していたのはあおいだと気づいて、あおいと共に暮らす決意をする。

青臭い話だとは自分でも判ってはいるのですが、後悔ばかりの涙でエンディングを迎えるのは嫌なんです。

私の勝手な想像ですが、作り手の無意識の潜在的なイメージの中に9・11の出来事があったのではないでしょうか。飛行機事故で、或る日突然大切な人が逝ってしまうことに対する残された者の悲しみを描くということが前提のような気がしました。だけれども、この映画は市原隼人さんと上野樹里ちゃんを愛でるために映画館に行った私としては、まだ二人はなんにも始まってないじゃん、これからじゃんと云う思いの方が強いのです。ましてや、上野樹里という役者さんは、シミ・ソバカスが見えても苦にならない人ですから、事故によって背負わされた障害を乗り越える強さを、飾らないリアルさで表現できる可能性があると思うんですよ。

馬鹿(智也)は死ななきゃ(あおいが)直らないと云うのでは寂し過ぎます。

こうまで自分なりに色んな事を考えさせてくれる映画はそうはないと思います。

捉え方は人それぞれですから、まずは、観なくちゃ始まりませんけど、観て損は

無いと思うのですが。

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