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がんばっていきまっしょい

望景。

しゃにむに頑張っていた頃の記憶をアルバムの中から取り出しているじです。断片的な記憶が合わさって物語が紡がれていくようです。やり思い出というものは、辛くしんどかったものしか覚えていないものなでしょうか。傍目からみれば、やりたいことに向ってあきらめず突き充実した青春を送ってるように見える悦子達ですが、本人達にとってみれば、苦難の連続のようです。結末も頭の中と現実との違いに成す術もありません。

楽しいことも一杯あっただろうに、そういう事が少ししか思い出せないは、楽しいって事は、即効性があっても自分の身に残らないものなのでしょうか。

それでも彼女達を最後まで見続けることができるのは、視点が恒に暖かいからでしょう。こんな細かく思い出を紡ぎ合わせられるのは、悦子本人しか考えられません。その本人があの頃の自分を肯定しているという証のような気がして、安心して観れるのかもしれません。

それと共に並行して別に違う視線を見せてくれます。十代の頃にしかなかったそれぞれの頭の中の意識。女子をみる野郎思考回路、皆で同じ部屋に寝泊りする開放感。ノスタルジックな色調出来事だけを淡々と積み上げて、登場人物たちの内面に立ち入らず、それでいて見守る目線はまるでボート小屋が部員たちを見守っている風にも感じてしまいます。長年ボート小屋をやっていてさぞかし悦子達のことは印象に深かったことでしょう。それだけにいくら使わなくなって古くなってしまっても取り壊すのは悲しいことでなんとかならんものかと思ってしまいました

1998年制作磯村一路監督作品

こういう丁寧に、なおかつ、お客を意識して作られた作品はホッとします。

派手さはないし、ジャジャーンと爽やかでもないし、心が晴れるでもない。何かを教えられる訳でもないけれど、逆に自分が持っていた物を思いす、それも負の部分ではなく、自分をつくっている骨格の再確認をするような気にさせてくれる映画です。こういう足元を照らす映画を一年一本は映画館で新作として観たいです。磯村監督お願いします。

それとやはり方言がいいです。お国言葉は郷土の宝。私も頑張ろっと。

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はじめまして、こんにちは。私のブログは始めたばかりですが、記事に紹介させて頂きました。 [続きを読む]

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